さすらい

ひとつまたひとつ　港を出てゆく船
別れのしるしに　俺の影　置いてゆく

自由だけを追いかける
孤独と引き換えにして

お前の匂いは記憶の彩りだけど
生きてゆく道連れは夜明けの風さ


十年近く前に、車中泊で東北を旅したことがありました。
新潟県へ行ったことがなくって、同じ中部地方でこりゃぁいかん
そう思ったのがきっかけでした。

出かけてみると欲が出てしまって、隣の山形県・足を伸ばしたら秋田県から
青森県ときて、ここまで来たら東北制覇しちゃえってわけで、岩手県から宮城県と通過し
福島県を通って栃木県へ入って、群馬県から長野県を経過して
とうとう東北全制覇いたしましたｗｗｗ

この経験は、私に新しい価値観を与えてくれました
この寺尾聰のさすらいのように、旅するやつは若しくは、旅する女は
無責任であること。＾＾；

個人も多く旅に死せるありと言った、かの芭蕉翁ではありませんが
旅に憧れるのは、今生きる責任をすべて放棄して
旅の空に身をおいて、楽になりたいというそれが全てじゃないかって事です

定住して、柵に縛り付けられるよりも、お金さえあれば旅に生きて
すべての責任から開放され、尚且つ自由に生きてみたいと思うのは
身勝手な話なのかもしれませんが、そこに憧れますね