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【お題日記】本当に会った怖い話(表)
2025年01月07日 22:30
これ以前書いたかな?
「ああこれが死神ってやつか」を見た。
随分と昔になるが、ある晩私は両親と兄弟で団欒していたら、随分と犬が吠えた。
「誰か来ているのか?お前見てこい」と親父が言うので、廊下の突き当たりにある小窓を開けるとそこに知っている親父の友人のおっさんが立っていた。このおっさん何度か自タヒ未遂があった事は知っていたが、薄暗い中少し離れた水銀燈にそれとなく顔が浮かぶ中凄い形相で立っていた。若かった私はその形相だけで声が出ない程に恐怖を覚えたが、その上そのオッチャに汚いかすりの着物着た殆ど白髪のボサボサ頭のお婆さんがニタっと笑いおぶさっているのが見えた。その口元には歯が抜けて皺だらけの口で、薄暗いのにそれが分かり、なおかつその婆さんには重さが感じられなかった。
少しして、オッチャンはトボトボと歩き出した。
オッチャンと婆さんの姿が気持ち悪く窓を閉めてあわあわと両親のいる居間へ戻ると
「誰か居ったか?」と聞かれたが「あのオッチャンが居った」としか言えなかった。
それから暫くして家の電話がなった、それはそのオッチャンの奥さんからのものだった
「主人が居ないのですが」との事で、それを聞いた時、オッチャンはタヒんだと分かった。
「オッチャンどっち行った?」と聞かれたので、そっちへ一緒に探しに出ると国鉄の列車が停まっていて、そこへ飛び込んだ後だった。
死神は間違いなくいた。
あの婆さんがそれだった。
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