- 名前
- まさ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 特になし
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地獄は一定すみかぞかし
2007年08月24日 00:20
最近、太宰治の「人間失格」が売れてるそうな。
表紙をデスノートの人が書いたらメチャ売れてるそうな。
昔、あの本が大嫌いで、
三島由紀夫も書いてたけど、
女々しいと。
可哀想な自分をアピールして、
同情を誘ってると。
でもね?
今になると、違う。
色々、吐き出したい事もあるさね。
周りを見て、自分の矮小さに反吐が出る。
ちっぽけな自分が嫌になる。
人を傷つけ、自分も傷つく。
自分で自分をガンジガラメにして、
縛り付けてる。
地獄。
占いのオバはんがテレビで言ってる地獄は、
空想の地獄。
こっちはホンマの地獄に生きている。
みんな、地獄に生きている。
気づいてるか気づいてないかの違い。
何で縛られてるんやろ?
我
全てから開放されれば?
無我
私って何でしょう?
「私はこんな顔で、こんな体で、こんな名前です。」
私の顔、私の体、私の名前。
それって、私の付属品。
私の所有物。
本当の私は?
「こんな性格で、こんな考え方で、こんな心です。」
私の性格、私の考え方、私の心。
それも私の所有物。
ではその先は?
何にもあらへん。
絶対的な私は存在しない。
だから無我。
「私は存在する!!」
そう、存在する。
パズルのピースみたいな感じ。
私の心、私の体、私の名前、私の家族、私の友達、私の愛する人、私の世界。
あらゆるモノから照らされた影が私。
相対的に存在する私。
私の世界。
私を作り出す光。
ちょっとした光の加減で私は変わる。
昨日の私と今日の私は全然別物。
良くなったり、悪くなったり。
一喜一憂して、のたうち回る。
だからって、周りの光を責める?
自分の殻に閉じこもる?
せっかくの私なのに?
周りは自分を照らし、
自分も周りを照らす。
お互い様。
持ちつ持たれつ。
どんなに頑張っても、
私はあなたになれない。
あなたも私になれない。
出来るのは照らすことだけ。
あとは、私が、自分の足で生きていく事のみ。
癒しの光も有害な光も引き受けて、
いのちが尽きるまで、私をまっとうするのみ。
自灯明、法灯明
お釈迦さんの遺言。
先の見えない、真っ暗な人生を進む時、
頼るべき明かりは、
自分と法。
喜びも苦しみも悲しみも楽しみも、
生も死も、
人生の全てを受け入れて、
自分の境遇を嘆くのでなく、
こんな私に巡り逢えて、ありがとう。
素直にそう言えるように、
毎日、踏ん張っていきたいですな。
このデジログへのコメント
まー踏ん張って生きていかんとね
せっかく今まで生き残ってきたんだし
太宰より三島のほーが好きじゃ
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