- 名前
- 真夏
- 性別
- ♀
- 年齢
- 25歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 内科医だけど、オールラウンダー、お仕事ハードモード 体重が減る一方、、、 全員に返信...
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社会的責任
2024年07月31日 07:31
昨日は、たくさんのメール、ご意見ありがとうございました。あまりにも多くて、まだ全てを読みきれていませんが、ホントに多くのかたにご心配いただき、感謝しております。
もう、辞めなさい。休みなさい。と言う声が一番多かった。と思います。
一般社会であればそうなのかも知れませんね。わたしが限界であることは気づいています。
では、客観的に下記に書く事実に直面したときにどう言う選択が正しいのでしょうか?
三次救命、高度救命センターは、救急車を出来うる限り受け入れています。20人弱のSTAFFで、一度に救急車を5台受け入れます。本来なら1台であるべきですが、それは無理です。いまの日本の制度では5台は受け入れないと捌けない。
そしてみなさんが見落としていることに、救命に、胎児が含まれること。
いまは、産科の数が減り、生まれる直前に入院、お産となっていますが、そんなに都合良く、予定通り、赤ちゃんは生まれて来ません。かなりの数の妊婦が救急搬送で、救命センターには運ばれてきます。その事実を知っていますか?
その日常に、コロナ患者の大量搬送、熱中症の搬送、通常の病気、怪我。ほとんど、流れ作業で診察、処置をせざるを得ません。
命がかかっているので、極度の緊張感のモトで。
7月、5台の救急車をさばきながら、外では、2-3台の救急車が終わるのを待っている、そう言う状態でした。この状況をご理解いただけるでしょうか?たぶん、キツいこと、わかってもらえますよね。
正直、医師も看護師も潰れていきます。潰れたぶん、補充出来れば良いのですが、それが出来ないのが現実です。
そしたら、潰れてでも、仕事をしなければならないのです。この現実。
わたしたち潰れたので、医師や看護師いなくなったので、救急車の受け入れ辞めますね!と言ったら、それは、あー大変なんだね。仕方ないね。救急車が行くとこないなら、まあそれも受け入れるか!ってみなさん思ってくれますでしょうか?
それも時代だよね?って、、、。
赤ちゃん、搬送出来ないのかー。
じゃあ、作った責任、俺だから、とりあげるか!って言ってくださる?
そこには、社会的な責任が生まれるようにわたしは思いますが、、、。
救急車は来ない、病院は受け入れない。そう言う社会を受け入れていただけるでしょうか?
このデジログへのコメント
極論すると、どうしてもそうなっちゃうんですよね。
だからといって、救命の方々に依存し続けるのも何かが違う。
どこかで達観することを、社会全体で共有する必要がありそうですが・・・
出産、なるほど
責任感ある救急や病院関係者さんがいるからこそ、私たちは命の安全や安心を頂けてると思います。
アメリカの救急搬送と受け入れはどういうシステムなんでしょうか?
素人考えですが、なにか役立ちそうな仕組みはないんでしょうかね。、
リスペクトコメントです。色々な声があると思いますが、目の前の現実を見ている貴女が何をすべきか一番理解しているはずなので、学びを最大限に活かして社会の力になってください。
20人弱のスタッフで5台の救急車を抱えて必死に人の命を守っている皆様の熱を感じさせられます。
これは個人の熱意の問題で済ましてはならない問題ですが、今はただただスタッフ皆様のご健康を祈るばかりです。
要らん手間かけんよう、無病息災頑張ります。
また"キャパの上限は在る"という現実に押しつぶされないよう祈ってます。
医局がブラックとかいろいろ聞きはするけど、そとのもんにはそれくらいしか言えん…。
医師は大変。特に救急は!命を扱う仕事、それ以上に過酷な仕事はないですね。そして公立病院であれば、収入もそれなりの上限で切られるのでしょう。一方、開業医は休みも決まってて、収入は無限かと…。ウラに続く
ネットでのつながりですし、何とでも言えますよね…とはいえ軽率な事も言いたくなかったので休みをとっては…くらいに留めたつもりです
誰かが担わなくては…けどあなたが犠牲になるのも違うはず…とだけは伝えたい
いろんな業界で人手不足を痛感しております。
インフラが回らなくなる…そんな時がもう、来たのですね。
少子高齢化の表層化ですね。
人手を増やすか大幅に高効率化を計らない限り、現状は悪化の一途でしょう
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