趣味は読書、眠れぬ夜のために

眠くなった筈なのに、やはり眠れない。
昼寝などしなければ良かったのかも。
少し前の話題だが、プロ野球開幕に絡めて、テレビ各局まだWBCの話題を引っ張っているので、僕も少し。
準決勝のメキシコ戦を、たまたま休みだったので家で見た。
3点取られて、同点に追いついたり、その後逆転されて、2点差になり、1点返して、最終回。
大谷が初球を二塁打し、吉田が四球で出塁。
そして、村上の劇的サヨナラヒット。
なのだが、リアルで見ていた感情では、まず、3点取られて嫌な気分、吉田の同点ホームランで、本当に有頂天になり、その後追加点を取られてやはり気分は沈んだ。
何とか一点差で9回を迎え、ノーアウトでランナー一、二塁。
バッター村上。
僕は少なくとも、同点にはなるだろうとは思ったが、反面栗山監督ほど、村上に期待していなかった。
それが僕の通俗性だし、深みの無いところだろう。
期待はしたが、不安もあったのが正直なところ。
しかし、村上は打った。
多分、本心では、ホームランになって欲しかっただろうが、まず打てて良かったのだろう。
決勝戦も良かったが、僕はこの試合を見て、準決勝は本当に良い試合だったと思う。
しかし、僕は少しひねくれているので、勝てば官軍なのだが、そこに教訓的なものを乗せるのはどうだろうかと思う。
「諦めなければ、夢は叶う」というような文言はとても前向きで良いのだが、勝負だから当然敗者がいる。
負けた者は、諦めていたか、努力がたりなかったか。
僕はそうは思わない。
戦ったどのチームも必死だった筈だ。
諦めなければ、夢は叶うかもしれない。
もちろん、諦めたらそこで終わり。
ということで、あとは神のみぞ知るということにしたいのだ。
成功した時だけ、ポジティブな文言が発せられるのは、個人的にはあまり好きではないのだ。