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春の到来を知らせる「梅」の豆知識
2023年01月29日 11:44
まだまだ寒い季節は続きますが、そんな中でも凛とした花を咲かせるのが「梅」です。
見ごろは品種や地域にもよりますが、概ね2月初旬から1ヶ月間ほど。
梅園を楽しんだり、梅干を食べたりととても身近な花ですが、意外にも長い歴史があります。
■和歌と梅
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梅は奈良時代以前に中国から最初に白梅が伝わり、貴族たちはこれを庭に植えて花見を楽しんだそうです。
そして日本最古の和歌集「万葉集」では、梅にちなんだ和歌が100首以上詠まれていて、
当時の人々にいかに好まれていたかがうかがえます。
万葉集の梅花の歌から「令和」が名付けられたことは、一時大きな話題になりました。
また、小倉百人一首のかるたを用いる「競技かるた」では、試合の前に百人一首に含まれない和歌を詠むルールがあり、決まってこちらの和歌が詠まれます。
「難波津(なにわづ)に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春辺(はるべ)と 咲くやこの花」
梅は今も昔も変わらずに、私たちに春の到来を知らせてくれるのです。
■天満宮と梅
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福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮に代表される「天満宮」。
受験でお世話になった方は多いのではないでしょうか?
天満宮には学問の神様として菅原道真(すがわらのみちざね)公が祀られ、“天神様(てんじんさま)”として親しまれています。
道真公は平安時代に右大臣を務めた人物でしたが、無実の罪を着せられて京都から福岡県の太宰府に流されました。
その時に詠んだ和歌は今に伝えられています。
「東風(こち)吹かば にほいおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
… 春風が吹いたら、梅の花の香りを私のいる太宰府まで運んでおくれ、主が居なくなっても春を忘れてはいけないよ …
京都の屋敷にあった梅の木が、道真公を追って遠く大宰府に飛んできた(!)という伝説があるほど、
道真公と梅は切っても切り離せない関係なのです。
天満宮は全国に約1万2千社あるといわれ、多くの場合、境内には梅が植えられています。
■梅の家紋・神紋
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家紋は日常生活では見かけなくなりましたが、今でも紋付きの羽織袴や、お墓の彫刻などに見ることができます。
日本の家紋は約2万種類あると言われ、梅をモチーフにした家紋は100種類ほどあります。
家紋と言えば、大野屋テレホンセンターに「うちの家紋がわからない」というご相談がしばしば寄せられます。
確かに印鑑や戸籍などと違い、家紋はどこにも登録されていません。
わからない場合は、本家筋の方に尋ねたり、先祖代々のお墓や、仏壇などを調べてみるとよいでしょう。
六男だった私の父は、ある時、自分の家紋をどうしても知りたくなり、あちらこちらの親戚に問い合わせて回り、「梅鉢(うめばち)」であることが分かりました。父が調べていなかったら私も知らないままだったかも知れません。
先祖と家族をつなぐ証ともいえる家紋、ご存じない方は調べてみてはいかがでしょうか?
ちなみに神社にも神紋とよばれる紋章があり、先にご紹介した天満宮では菅原道真公の縁起から、
やはり梅の紋が中心に使われています。
■梅を使った食品
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青い梅には毒があるというのはよく知られていますね。
ここでいう毒とは「アミグダリン」と呼ばれる物質のことで、体内に入るとめまいや呼吸困難を引き起こすと言われています。
植物が種を守るために存在するもので、果実が成長するにつれて分解され、梅漬けや梅干しなどに加工するとほとんどなくなるので、安心して食べることができます。
ところで烏梅(うばい)という言葉を聞いたことはありますか?
これは遣唐使が伝えた漢方薬の一種で、梅の実を煙でいぶし、真っ黒に乾燥させた梅の燻製です。
煎じて飲む方法が一般的で、下痢止め、腹痛、嘔吐、止血などの効能があります。
国産のものはとても貴重で、日本の烏梅農家は最後の1軒まで減ってしまったそうです。
梅干はこの烏梅が元になり、平安時代に作られるようになりました。
1日1粒で医者いらず、と表現されるスーパー健康食の梅干しですが、塩分の取り過ぎには注意したいですね。
いかがでしたか?梅の実はすべての枝にたわわに実るので、子孫繁栄のおめでたい木と考えられるようになり、
いつしか縁起物の象徴のようになったそうです。
花の見頃はこれからなので、ぜひお近くの梅の名所を訪れてみてはいかがでしょうか?
このデジログへのコメント
私は筑波山梅林に行っています。自宅から20km位の距離ですが、混雑する梅まつり期間を避けて
直前に行くようにしています。
毎年ではありませんが、古河の桃、笠間の水芭蕉も見に行く時があります。
我が家の庭の老梅にも白い花がちらほら咲き始めました。
梅のことをよくご存じですね。勉強になりましたよ。
我が家の家紋は丸に橘ですが、どこにでもある平凡な家紋なのでつまらないです(笑)
> カサマさん
コメントありがとうございます。コメントに気づくまでが遅いのと体調面余裕なくて。
でも、お祭り前だと確かに比較的ゆっくり見られそうですね。イベントない時は静かなのかな。
> koujiさん
コメント有り難うございます。
橘の家紋ですか。そういえばうちの家紋は何だったかな。両親どちらの名字もたまに見る名字だけど。
イベント期間中は、古河の桃場合は駐車場が有料になり、とにかく人が多いです。
ゆっくり見たい時は、期間中を避けた方が良いです。
全体的に花の開花時期が早まっているので、イベント前の方が良いです。
> カサマさん
確認が今になってしまいました。
返信が遅くてすみません。
確かにイベント前の方がゆっくり見られそうですね。納得。
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