趣味は読書、結構良かったのかもしれない

彼岸だったので、亡くなった両親のことを少し思い出したりした。
僕は59歳の誕生日を迎えた時に、母が亡くなった年齢と同じになり、生きた日数では、今は母より長生きしている。
未来のことは分からないが、このままだとあと10年くらいは体が動く程度にはいられそうである。
幼い頃、両親や親戚のおじやおばから、僕は生まれた時、7ヶ月の未熟児で、1700グラムしかなくて、保育器に入れられていたと何度も聞かされた。
母の実家の母の祖母とその妹は、僕の生死を「連絡して来ないから死んではいないだろう」と話し合っていたという。
余談だが、僕が生まれてすぐに母が同じ産院に通っていて、同じ日に出産した女性に、街中で出会い様子を聞いたところ、その女性の赤ちゃんは3000グラムの元気な男の子だったのが、亡くなったという話しだった。
人の運命は分からないものである。
僕は、結局、裕福にもなれず、このままだと、家族も持てず、死んでいくことになるのだろうが、それでもそんなに悪くは無かったと思う。
この先、何かあっても、とりあえずは受け止めていこうと思う。
もちろん生きて居れば色々あるのだが、まあ良かった方である。