- 名前
- りり
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- 広島
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キミは幸せでいたのかい
2021年09月11日 04:11
「キネマの神様」を観てきました。
山田洋次監督による松竹映画100周年記念作品です。
当初の主演だった志村けんさんが、コロナ感染で出演を辞退し、その3日後に亡くなられました。
直後に緊急事態宣言が出て撮影が中断され、100周年の年には公開されず。
翌年春に予定されていた公開もコロナの影響で再延期となり、8月にやっと公開されました。
そのような背景もあるからか、コロナ禍の状況も映画の中にたくさん取り入れられています。
この作品には原作の小説があり、小説のファンの方からはあまりいい評ではありません。
私は原作は全く読んでいず、山田洋次監督(主に寅さんシリーズ)が好きだからという理由で気になって観に行ったのですが、そんな酷評は湧いてこずむしろすがすがしい気持ちで最後まで鑑賞できました。
主役の代役は沢田研二さんで、演技力そのものよりも、志村さんへの愛がものすごく感じられました。
そして沢田さんの若き日を演じたのが菅田将暉さん…やっぱり彼が出るとハズレが少ないですね。
映画のセリフを借りるなら「色男」そのものです。
私、野田洋次郎さんもかっこいいと思ってるんですが、菅田さんと並ぶとやはり色男とは行かず(汗)。
でもRADWIMPSによる主題歌はすごく素敵な歌で、映画と合っていました。
女優さんも皆さん美しくてよかったです。
北川景子さんと永野芽郁さんは現代風の美女でありながら、かなり昭和顔でもありますね。
昭和の時代背景にしっかり溶け込んでいました。
思うこととして、志村さんだったらどんな演技をしたんだろう…とか考えなくもないです。
沢田さんよりはコントなどで見慣れているし、もっとユーモアのあるセリフ回しになったんだろうか、逆に紳士的になったんだろうか、などといちいち思わずにいられませんが、監督が志村さんをイメージして作ったキャラクターでもあるので仕方ないかと。
沢田さんはそのイメージが宿命としてあったから、演じるのが大変だったと思います。
でもきっと志村さんは天国で喜んでるんじゃないか、そんな沢田さんの尊敬が端々に出ていました。
改めて、コロナがあっさりと奪ってしまったあふれる才能にやるせなさを感じますね…。
このデジログへのコメント
志村けんはドリフターズで最後まで残った昭和の人やったね。あんな終わり方をして欲しくなかった。合掌。
> ベソさん
コロナが流行っても臆することなくクラブ通いをした結果の終わり方なら、逆に彼らしいのかもしれないですよ。
想像以上にコロナが怖いものだったことは否めませんが…。
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