欲しがりません

♪写真は、去年の新聞記事の一部。
博物館での名刀の展示に
「刀剣女子」と呼ばれる若い女性が　たくさん見に来てる様子だ。
　
日本刀ってのは、世界的に見ても　優れた工芸品だ。
「１千年間　錆びない鉄製品」など、普通なら　あり得ない。
　
大昔に作られ、歴史に残る有名人が所有してた名刀が
美しい姿で見られることは　とても嬉しいことだ。
　
だが、私には「腑に落ちない点」がある。
　
大戦中、多くの国民は
戦場に　先祖代々の刀を持っていったし、
そうでなければ　刀を軍に提出していた。
　
それなのに、超お宝の名刀は　無傷のまま残っている。
（残っていてくれて　嬉しいのであるが）
　
大金持ち　や　偉い人　には
普通の人に比べると　戦争の苦労が少なかったのかなぁ　と思う。
　
『欲しがりません　勝つまでは』のスローガンを守るのは普通の国民だけ。
　
『敵前逃亡は重罪』というのは、
「なにも武器が無くても逃げることは許さん！敵に突っ込んでいけ！」という意味。
　
偉い人たちは、
イスに座ったまんま　イス取りゲームをやってたようなもんだ。
　
　
ちょっと　この話も　ひとつ。　話が変わって
　
『厨二病でも政治がしたい』
　
政党名に　「新選組」　や　「維新」　の名が付いたものがある。
　
それって、言葉のイメージだけで　その言葉を使ってないかい？
　
新選組は、
『義に殉じた集団』のようなイメージがあるが、
実際の幕末の新選組は、ただの「武装集団」だ。
　
維新は、
『古い体制をぶっ壊す』そういうイメージがあるが、
実際の維新は、
古い体制をぶっ壊し　権力を握ってからは
腐敗に腐敗を繰り返し、
敗戦まで　ひどい政治をおこなった。
　
言葉のイメージで政党名を付けてもいいけど
中身は　真似しちゃいかんゾ。