祭り

車からから降りると
もう夏の日差しのように
降り注いでくる光の輪
歩くたびに滲む汗
　まず立ち止まるそれはセルロイドで
できたお面アニメの中から出てきたように
そこやかしこに並んでる
昔懐かし匂いがするような
そんな所を後にして
不満げな顔を連れて行く
喉が渇いていたから
掻き氷には飛びついた
　次はヨーヨーだ
まずはのんが挑戦する

　引っ掛けて上げると
ものの見事にばしゃ～んと
着水してしまったが
取れなくても１つはもらえる
今度はじいやが弔い合戦
いざいざ勝負と５個吊り上げたら
そこまでとストップが掛かる
まあいいか何個でも取れるんだけど
そんなに要らないしね
昔は無制限１本勝負だったけど
「じいやすご～い」の声で
心は残せど次に行く

　お寺なのに鈴がある
お賽銭入れて鳴らして
手を合わせ幸せ祈る
大きな手と小さな手
今日は総勢５人だから
いつもよりは賑やかだね

　風船はプリキュアがあってよかったね
でも次の日には下に落ちてしまう
水素が入っているのかな
そういえばへリウムガスを吸って
声の変換していたけど
体に害はなかったのだろうか

疲れてきたから帰ろうよ
一休みして背中に当たる
陽の光がうららかな感じに
変わってきたようだ
風があるからなのかな

　祭りの太鼓が思い出になる日