- 名前
- もへ次
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- どこの街にもいる、普通のおっさんです。お洒落でもなく紳士でもなく 音楽と酒が好きで、...
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金より大事なもの
2019年02月07日 01:17
坊さんの4人の妻をもつ男の話 を思い出しますね
、
昔、あるところに四人の妻を持つ男がいました。
彼は第一夫人をとても愛していました。毎日化粧をさせ、寒いにつけ暑いにつけ
彼女をいたわり、欲しいものを買い与え、行きたいと言うところには連れて行き、
食べたいものは何でも食べさせ、寵愛していました。
また第二夫人は美人の誉れ高く、浮気をされないよういつも気にかけ、外出の時
は常に連れ出し、家に帰ってからは鍵のかかる部屋に入れ、勝手に出て行かぬよう
に見張りまでしました。
第三夫人には毎日会うわけではありませんでしたが、会えば気持ちが通じ合い、
互いに喜びあうのが常でした。
しかし第四夫人はといえば、まるで使用人のよう。毎日忙しく働き夫の世話をし
ているにも関わらず、罵られたり無視されたりしています。夫は第四夫人のことは
まるで眼中になかったのです。
ある時、この男は遠い国へ行かねばならないことになりました。そこで第一夫人
に、「一緒に行ってくれ」と頼みました。すると第一夫人は涙を流し、「あなたに
は色々お世話になり大切にしていただきました。でもそんなに遠い国へ行くのは嫌
です」と、断られてしまいました。
しかたなく、今度は第二夫人に同行を頼みました。すると第二夫人は、「あなた
の最愛の第一夫人がお断りになったものを、第二夫人の私ができるわけはありませ
ん」と、あっさり断わられました。
男はがっかりして、第三夫人のもとへ出かけました。第三夫人は「それでは国境
までお見送りいたしましょう。でもそこまでにしてください」と、やはりついてき
てはくれないようです。
男は途方に暮れて、第四夫人にも同じように言ってみました。すると第四夫人は
「親元を離れてあなたに嫁いで以来、常にあなたと一緒です。だから、どこまででもお供します」と答えました。それを聞いて男は、深い後悔の念におそわれました。
こんなに自分を思っていてくれる相手をもっと大切にすべきだった、と。
男とは自分のことです。
遠い国へ行くとは、死ぬことです。第一夫人は自分の身体に譬えてあります。至れり尽くせりのことをしましたが、いざという時にはボロボロになってついてきてはくれません。第二夫人はお金に譬えてあります。時には人と張り合って、一生懸命頑張って手に入れた金です。外出の時は携帯し、家にあっては金庫の中。でも死ぬ時は全く役に立ちません。第三夫人は身内・家族に譬えてあります。一緒に喜び悲しみもしてくれましたが、共について死んではくれません。第四夫人は心に譬えてあります
、身体もお金も家族もどれも大切だが、一番大切なのは心である。しかし、一番大切にしなければならぬのに、第四夫人に譬えたように一番粗末にしているのは心でないのかと、お釈迦様は諭されたというお話でした。
こんな話、聞いた事のある方もいらっしゃるでしょうね。
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