ｺｲﾝﾛｯｶｰﾍﾞｲﾋﾞｰｽﾞ

今週頭の話題だが､大分赤ちゃんﾎﾟｽﾄ､一番初めに預けられたのは3歳児でした｡
個人的には設置には反対でしたが､今回の予想外の成長した子供の届け出にまた問題が再加熱してきましたね｡
｢3歳児だと記憶が残るからﾀﾞﾒ｣なんて少々的外れな意見も報道されていました｡
でも俺はその辺とても気になった｡
1歳児だろうと3歳児だろうと､記憶ある人はいる｡
その一番初めての記憶が小さな箱の中の記憶なのだ｡
想像しただけで絶望的だ｡
自分の生まれた意味がわからない｡
母体から一度産まれ､そして捨てられ､ﾎﾟｽﾄからもう一度産まれたのだ｡

この報道を聞いてふと思い出したのが村上龍の｢ｺｲﾝﾛｯｶｰﾍﾞｲﾋﾞｰｽﾞ｣
生後間もなく母にｺｲﾝﾛｯｶｰに捨てられ､ｺｲﾝﾛｯｶｰから第二の誕生をした2人の少年の破壊的な憤りを書いた小説だ｡

みんなそれぞれいろんな事情があると思うけど､いのちの大切さ考えてほしい