君の名は・・・

体調が悪くて、気持ちが沈んでいるときに

「君の名は」を見た。。。。。

年を取ると、「涙腺が緩む」というけれど、

何気ない言葉が、心のひだをゆらす。

「もう少しだけ」
「あと少しだけ」
「くっついていようか」

涙腺が緩むというのは、きっと


若い時は、
思い出を懐かしんだり、
センチメンタルになったり、
過去の想いに更ける。　　　のだが

年を取ると、
懐かしさは、思い出を通り越して
その時代にココロが飛んで、
同化することが、気持ちよく感じる。

その気持ちよさは、心のひだを総毛立てるほどッ。。。。

懐かしく感じることを
年齢とともに経験値で抑えることが身についた自分を
気持ちが追い越しているのだろう

映画としては、普通だが、
そういう思いを、揺り起こしてくれる、
という意味で、いい映画だった。


日常でも、
喜んだり、甘えたり、
もう少し、ココロの波を大きくできる場所があれば、
もっと、大きくて、やさしい大人になれそうな気がする。