- 名前
- サクラフブキ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- サクラフブキといいます、埼玉県久喜市のつまんねぇ男です。 異性に褒められるのは……声...
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私はいかにして、ハードロックおっさんとなったのか。
2017年08月05日 21:28
むか~し、むか~し。
埼玉県の熊谷市に、Beatles好きの中学生がおりました。
小学校の時にKISSの姿カタチは知ってましたが、特に何とも思わないでおくとぱすがーでんなど聴いておりました。
ある日、普段音楽に興味などない筈のお父ちゃんの車に、彼は1本のカセットテープを見つけました。
(???何を聴いてるんだろう?)
彼は、って俺ですが、早速聴いてみますと、それはアルテール・グリュミオーが演奏するところの
「ツィゴイネルワイゼン」だったのです。
彼は打ちのめされました。
はじめてのカルチャーショックでした。
なんという情熱。なんという悲哀。
ヴァイオリンとピアノだけの演奏に、これまでにない衝撃を受けてしまったのです。
それから彼は「ツィゴイネルワイゼン」に敏感になりました。
ラジオでかかれば聴きます。レコード屋さんでかかれば足を止めます。
しかし、彼的に「グリュミオー以上」の演奏は聴けませんでした。
「ちょっと情景描写みたい」
「キレイに弾いてるだけ」
「情熱が足りない」
「暑苦しい」
「管楽器がうるさい」
「これはちょっといいかも」……。
いつの間にか、彼はヴァイオリンの音に惹かれておりました。
彼はやがて、高校生になりました。
聴くのはBeatlesとツィゴイネルワイゼンと井上陽水と風とカーペンターズあたり。
高2の時の同級生にBeatlesから繋がって仲良くなった奴がいましたが、ヴァイオリンの話をした時に
奴が言いました。
「ヴァイオリンがいるロックバンド、あるよ?」
彼が貸してくれたカセットテープには、「Point Of Know Return/KANSAS」 とマジックで記入がありました。
カンザス州といえば、アメリカ中西部。
感じたのは、砂埃を巻き上げて吹き抜ける風でした。
今でさえ「KANSASはイギリスのプログレッシヴ・ロックに影響を受け、そのエッセンスを取り入れながらアメリカン・ロックとの融合を図った、割と特殊な位置にいたバンド」ってことは知ってますが、当時はそんな事を知る筈もなく。
アルバムを聴いた次の日、彼は訊きました。「これは何だ?」
奴は答えました。「ハードロックだよ」と。(←おいっ!)
「ハードロックっていうのか~。そうか~。コレいいな~」
すっかり間違った認識を持ってしまった彼は、レコード屋さんで「ハードロックの名盤」とされているアルバムをあさり始めるのですが、そのどれにもヴァイオリンはいないし、小学生の時に名前は知ってたKISSもハードロックなのを知り、チンプンカンプンになるのでした……。(笑)
自慢します。
俺、KANSASの武道館公演観てます。たしか1979年。
アリーナで観たんですが、周りが女性ばかり。
隣の綺麗な女性と身体がぶつかる度に、「ハードロックっていいな~」って思いを強くしました。(笑)
で。ハードロックあさってて、KANSASの次に気に入ったのがScorpionsでした。
そしてRainbow。
ジョー・リン・ターナーが初来日した武道館も観てます。アリーナで。
でも周囲に女性が期待したほどいなくて(爆笑)、身体がぶつからずに寂しかったのを覚えています。(笑)
それからというもの。
いや~、ずいぶん聴きましたね。あれやこれや。
現在も現役です。
いまはNightwishとScorpionsと、BABYMETALが中心ですが。(笑)
人に歴史あり。(笑)
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