居なくなっちまうぞ！テレビマン

一月まで30年程テレビの裏方である技術会社にいたのですが、皆さんが思うほど華やかなだけの世界ではありません。
低賃金、電通と等しい不規則長時間労働。あちらはそれに見合った我々下請けの何倍という賃金の差があるのでまだましですよ。
30年前とかわりません。
私も家庭を持って子供二人なんとかやってきましたが、こづかいも、年に一度の旅行、海外なんてもってのほか。そんなこともできませんでした。
ゴールデンウィークや年末年始の海外旅行のニュースをみて、皆さんよく金があるな、そんなに給料貰えてるんだなんていつもおもっていましたよ。
パツパツです。
無くてもいい業種。どうだもいい、くだらないないようで右往左往現場で耐えてきた。
そのぶん給料で返ってこない。
自分は続けてきましたが、今の若者は余程ミーハーか好きでなければ一生の仕事としてやっていけないでしょう。
芸能人、上流にいるやつらが金取りすぎなんだ。
出ている人間が降板して人が変わっても、基本となる技術、制作の人がいれば、8割9割番組なんてかたちは出来るんですよ。
代わりがすぐに効く人材ではないんです。
その辺、上の会社の人らは分かっていない。
我々を機材と同じだと思って扱っているのです。
辞めていまさら、こんなところでこんなこと言って、自分は何してるんだと思うのだけど、
昨日久々会社の後輩とメールしたら、なんか内部告発ではないけど、世間に知ってもらいたくてここに書いてしまいました。
少しでも分かっていただけたらそれだけで幸いです。