- 名前
- uko
- 性別
- ♂
- 年齢
- 37歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- はじめまして。 渋谷でWeb関係の仕事をしています。 のんびりと気の合う人との出会い...
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住む世界が違ってしまったみたいだ。
2016年09月29日 22:32
大学時代の友人は一生の友人になる、というようなことをよく耳にする。
僕の場合に置き換えても、確かに小中高の頃の友人は遠くへ引っ越してしまったり、価値観が合わなくなってしまったり、違う世界へ行ってしまったり、今でも頻繁に声を聞くのは片手の指にも足りないくらいだ。
それに比べて大学時代にできる友人は、大きく価値観が変わることは少ないし、あらかじめ住む世界が違っているから、その後の自分の変化や相手の変化に戸惑うことが少ないのだろう。
今春、東京へ越してきた折に、小中高とずっと遊んでいた友人へ久しぶりに連絡をした。
彼は大学を卒業後、東京の会社に就職してずっとこちらで働いている。
「僕も東京へ越してきたんだ。近々飲みにいかないか。」
「そうか。だけど仕事が忙しくてね。」
「じゃあまたの機会に。」
そう言って断られたのだけれど、その後も彼のSNSには会社の同僚や大学時代の友人達との交流の様子が次々と投稿されていった。
『住む世界が違ってしまったかな』
僕がこの年齢まで色々なところへ寄り道していた間に、彼を取り巻く世界は少しずつ僕のそれとは色を違えて、うまく混じり合わなくなってしまったんだろう。
今夜も部屋を暗くしてビールを飲みながら、そんな誰が悪いわけでもないことを考えている。
汗をかいた瓶から落ちた雫が、薄っぺらいカーペットに真っ黒なシミを作っている。
夏の終わりのお話。
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