- 名前
- たるちょ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 38歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- はじめまして! たるちょと申します!趣味はドライブ、ジョギング、旅行、アニメ鑑賞、ス...
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旅行と聞くと思い出す
2016年09月12日 21:28
長いです。閲覧注意。あと内容が下品
大学4年の夏…
大学に入って遊んだりバイトしたり遊んだり…俺遊んだ覚えしかないな!
俺は何も成し遂げてないじゃないかと焦った時期があった。
そして考えついた答えが『自転車で埼玉から京都まで行けるかな?』
今考えると俺の行動はいつも明後日の方向に行く…
期間は行って帰って10日…バイトで貯めたお金でロードバイクを買い、キャンプ場に泊まる勇気がなかったので安い民宿を行き当たりばったり見つけることに…よく生きて帰れたな…
そして出発!
1日目は本当に清々しい気分だった。これからいろんな景色が俺を待っているんだと期待に胸を膨らませていたのだ…
しかしやつが待っていた。
痔だ。
普段乗り馴れていない鋭いサドルに長時間乗り続けていればそりゃあそうなるだろうということバカな俺は考慮にすら入れて無かったのだ。
俺の心はここで揺れた。
このまま行くか、痔に負け帰るか。
そこで俺の脳裏に浮かんだのは朝に送り出してくれたおかんの姿。
『あんたもう帰って来たの?根性ないね』
脳内おかんの罵倒に奮起した俺は続行を決意。俺のちっさいプライドが意地を見せたのだ。
そこからはもう前しか見れなかった。
1日目で箱根の頂上付近まで行き、2日目に静岡県磐田、3日目に名古屋、4日目に滋賀県彦根、そして5日目に京都へ。
正直相棒のボラギノールとサドルに巻きつけた低反発枕(ドンキ産)が無ければ心折れていただろう。
出発当初の景色いっぱいみたり、京都で寺巡りだ~なんて甘い考え過ぎたのだ。
夜に近づく度に安い民宿を探し出さなければ野宿という恐怖と戦わなければならなかったからだ。
京都に着いても観光する気力がなく、京都駅のみどりの窓口にタッチして終了。
だがこのとき確かに達成感を感じたのを覚えている。
それまでのストレスか、お土産用の箱の八つ橋を全て食べた。うまかった。
行きがあれば帰りがある。
もう他の道を通る気力すらない俺は、来た道をもどることにした。
滋賀、愛知、静岡と。
しかしここで俺は間違えた。
静岡県で道を爆走中に見えてしまったのだ。
清水港フェリー乗り場
箱根の峠について俺は怖がっていた。またあの峠を越えなければいけないのかと。
そこにきてのこの表示。
伊豆半島に行けば距離あるけど楽なんじゃね️
俺は救いがないほどバカで無知でマヌケだった。
ご存知の通り伊豆半島はほぼ山。平地がない。つまり地獄。
だが俺は戻れなかった。
意地があったわけじゃない。
お金がなかったのだ。
あと一回民宿に泊まらなければならないのに残金が6千円…八つ橋に泣いた。
こいだ。もうこぐしかなかった。
伊豆半島を横切る峠道を全力で。度重なるアップダウンに心を削られながら。
やっと伊東についたときにはもう夜の10時をまわっていた。もう精も根も尽き果てていた。
これは野宿かと諦めたとき、あったのだ5千円で泊まれる民宿が。
このとき民宿の女将さんの顔が女神に見えたね。ちょっと歳いってたけど。
これが俺の大学4年の夏の記憶。
しょーもない旅日記だけど最後まで読んでくれた人ありがとうございますm(_ _)m
このデジログへのコメント
仕事帰りの電車の中で読んではダメだったw
痔→アカン ってなった後に伊豆半島→アカン になって電車の中が苦行だったーwww
> おハナちゃんさん
コメントあざっす!
嘘のような本当の話…このあと御徒町で力尽き電車で帰りました…自転車ほっぽって
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