- 名前
- keisuke2525
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- aimer,perfume,capsule,DEADMAU5など。 音樂の幅をもっと...
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24時間テレビを見て思う
2016年08月29日 02:24
小学校のときの話。
僕のクラスには、
幼児期に脳に障害を負ってしまい、
普通の(これも語弊があるかも)人より少し理解が遅い。
いわゆる知恵遅れと言われる友達がいました。
とはいえ軽度なのでさして僕らとは変わらない、
しいて言えば言葉がちょっと遅いくらい。
この友人とのことでつくづく思ったのは、
周りの環境が彼らをモンスターにするなと。
彼は世間のいわゆる「かわいそう」枠で育ったようで、
「あなたはかわいそうな子供で守られるべき存在」という、
ゆがんだ教育を親から受けたようで、
小学生ながら彼のわがままっぷりは際立っていました。
教科書を忘れようが筆記用具を忘れようが、
お咎めなし。
宿題すら同じ状況。
思い通りにならなければ泣き喚くという、
ただの駄々っ子。
僕は彼をいわゆる障がい者とは思ってなかったので、
なんでそんなに忘れ物やわがままばかり言うんだと、
常々思ってました。
そういう態度に気づいた担任は、
彼の隣の席に常に僕を置きました。
なので、
忘れ物をするたびに教科書をみせ、
消しゴムを貸し、
筆記用具を渡す。
常に僕が。
異常です。
さすがにキレました。
「なんで忘れたやつに貸すのが当たり前みたいになってんだ!」と。
彼は言いました。
「僕だって好きで忘れてるわけじゃなくて、今日はたまたま」
「それが何回続いてると思ってんだ!」
「お母さんはあなたが悪いんじゃないよって言ってくれるよ?」
「俺はお前のお母さんじゃない!」
ビエエエエエっと泣き出す。
担任にぶん殴られる。
周りからはいじめっ子呼ばわり。
暴力も暴言もないのに。
当たり前のことを言っているだけなのに。
担任に職員室に呼ばれる。
「何でやさしくしないんだ」
「忘れ物をした人間を怒りもせずにやさしくしろと?」
「彼は障害があるんだぞ?」
「でも通常学級だからそこまで悪くないじゃん」
「それでもお前よりはつらいんだぞ」
「そういう見方してる先生は見下してるよね、
僕はあいつと同じだと思ってるから、
悪いことは悪いといい続けるよ」
ぶん殴られる。
こういうことが続きました。
しかし彼が転校するときに言った一言は忘れません。
「○○くんだけが同じ目線に立ってくれた。ありがとう」
静まり返った周りの反応が今でも忘れられません。
結局、
日本は勇気を持って対等に扱うと「いじめっ子」
やさしくしてやれば「いい子」
あんな24時間TVなんていう「障がい者ビジネス」のテレビは、
はっきり言って差別だと思う。
彼らに課された課題は普通の人でも困難なものもある。
それをやってのける彼らは僕らより上。
相当上。
上から目線で感動したとか言うな。
同じ事をできもしないくせに。
来年からは、
もうみません。
うんざりしてしまいましたから。
(とはいえ1時間くらいしか見てないけどw)
このデジログへのコメント
> とともさん
同じ目線になれないのは、
「やさしくしなければ」という間違った教育のせいですよね。
その時点で上からだということに気づいてない。
難しいですね。
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