駄目男

生まれたときから

アレルギー体質

いつも熱出して学校休んでた

扁桃腺腫らして３９度、４０度は当たり前

いつも母に苦労かけてた

子供のころはよく入院してた思い出が有るな

家は裕福ではなかった

幸せな家庭とは程遠い・・

父は居ないほうがいいといつも思ってた

小学６年の時

父を殺そうと本気で思ってた

その時から涙が流れる事がなくなった

上辺だけクールな男の出来上がり

学校ではかなりもててたようだった

気のせいかもしれないが・・・

今日は俺の住んでる地域の中学の卒業式らしい

自分の卒業式の日は・・・

学ランのボタンがあっという間に全てなくなった

次の日学ラン使うのに仕方なく新しいボタンを買った記憶がある

なんか惨めだった

女は昔から俺のことよくからかってくれた

でも男同士のいざこざでは味方になってくれたのは女だけ

男にはあまり良く思われてなかったようだ

今でも懐かしく思う人は女がほとんどだな

いつも変なことにのめり込んで

どうしていいかわからなくなってる俺を

助けてくれたのは女だけ

女ってどうしてこんなにおせっかいなんだろと思う時がよくある

今日もまただよ・・・

結局女に救われる駄目男


こんな駄目男も母にだけは恩返しがしたいと

この歳で思ったよ。