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2007年03月09日 22:44

ら

『らんそねす』

 ランソネスLansium domesticumはセンダン科の果樹です。
見た目は、ぶどうの房がジャガイモになった様な感じです。
中身は、透明のみかんみたいですが、味はグレープフルーツで、食感がグミといった具合です。

以下、「花物語 in てぃんぐの家」引用
URL=http://members.jcom.home.ne.jp/tink/botan/flower1/hana3ragyou.htm

 フィリピンではランソネスLanzones、タイではランサLangsatインドネシアではドゥクDuku、マレーシアではドコンDokong、ベトナムではギアルギアGiallgia等の名前で呼ばれているそうです。
 英名は、Langsatだそうです。


 ランソネスフィリピンではポピュラーな果物です。

 フィリピン伝説

 昔、ある村にブラハンという名の美しい娘がいました。ある夜、ブラハンが山の麓の川岸にあるダキトの木を眺めていると、口笛の音が聞こえてきました。ブラハンが音のする方に行くと一人の若者が現れました。ブラハンとその若者は、挨拶を交わすと、一緒に大きな石の上に座っておしゃべりしたり、川で泳いだりして楽しい時間を過ごしました。しかし、一番鶏が鳴くと若者は「行かなくては。」と言って、去っていきました。
 ブラハンは若者に会いたくて夜を待ちわびましたが、夜になっても若者は現れませんでした。次の夜も、その次の夜も、若者は現れませんでした。ブラハンは毎夜毎夜若者が現れるのを待ちましたが、若者は現れず、ブラハンは恋の痛みでやせ衰えて死んでしまいました。川に浮いていたブラハンの遺体はダキトの木の近くに埋葬されました。
 何年か経ち、ブラハンのお墓に1本の木が生えてきました。その木には、ブラハンの両手を組み合わせたような、海綿のように柔らかい実がなりました。人々は、この木をブラハンにちなんでブワハンと呼びました。現在では、この木は果実の名前であるランソネスとして知られるようになりました。


 「ランソンの実が食用果実になったいわれ」
 (ディーン・S・ファンスラー原著サミュエル淑子訳「アジアの民話7フィリピンの民話」(大日本絵画)より引用)

 ”昔、ランソンの実は有毒だった。その果汁を飲んだだけで、人々はライ病にかかった。
 ある日、大変信心深い男が、隣町の宴会に出席するために、森の中を歩いていた。森の奥深くに入った時、男は空腹と疲れのために、もう、一歩も前に進むことができなくなってしまった。いくらながめまわしても、目につくものは、ランソンの実ばかりなので、男はそのまま草の上に身を横たえた。
 すると天から、天使が舞い降りてきて、
「信心深いクリスチャンよ、ランソンの実を食べるがよい。そうすれば、元気を取り戻すだろう。」
 といった。そして、男がためらっているのを見ると、天使が自らランソンの実をとって、男に手渡した。男はそれを食べて、空腹をいやした。そして、天に感謝した後、旅を続けた。
 このとき以来、ランソンの実は食べられるようになった。そしてどの実にも、今でも天使の爪の跡が残っている。”

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