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【お題日記】最近感動したこと

2015年12月11日 12:56

9月東京で聴いたロベルタ・マメリとつのだたかしのコンサートは素晴らしかった。コンサートで感動することはめったにないけど、このコンサートは母に聴かせたかったと二重に涙が出た。

その他ではやはり映画が多い。

10月山形国際ドキュメンタリー映画祭で見た、聾唖の両親を撮った韓国ドキュメンタリーチリ民主化運動への惨たらしい弾圧を描いた「真珠ボタン」など。台湾国会占拠や香港民主化運動で活躍する若者たちの行動力や聡明さには率直に感動した。

閉館してしまった「蠍座」で見た映画のいくつか、ドキュメンタリーでは「和ちゃんとオレ」は号泣ものだった。

劇映画だけどドキュメンタリータッチのダルデンヌ兄弟監督「ロゼッタ」では殴られたような感動を体験した。

インド映画神様がくれた娘」「きっと、うまくいく」はハリウッドからボリウッドへと映画の中心地が移ったと思えたし、「ル・アーブルの靴磨き」でのカウリスマキ監督の感情に溺れない知性、「360」でのブラジル人監督の想像力と独創性、イタリア映画「ハートの問題」での監督の精神性の高さに圧倒されたが、これらはすべて映画そのものの感動と一体だった。

全くセリフのない映画で素晴らしい作品はいくつかあるが、11月に1回だけ上映された「草原の実験」は最高傑作であり、映画にはまだこれほど可能性があるのかと感動させられた。

先日は新千歳空港で、若い女性が年配女性のカバンを当然のように支えて移動し、助けが済むとそのまま風のように消えていった、その一部始終にも感動した。結婚を申し込もうと思ったがいなくなっていた。

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