恭喜發財

先週末の日曜日１８日が旧暦元旦、で、ここ香○は先週からすっかりお休みモードです。日本のカレンダーでお仕事しているボクにはほとんど関係ありませんが・・・


そういうわけで、道もガラガラ、タクシーもすぐつかまり、ココロナシカ空気もきれいなここ数日、お仕事モードとはいえボクもややのんびり気分でタラタラやってます。


こちらでのお正月の挨拶は本日のタイトルの通り恭喜發財＝コンフェイファッチョイ＝お金が儲かりますように！　っていう、いかにも利にさとい中国人らしいというか○港らしいモノ。

２００７年、皆さんもお金がタンマリ儲かりますように！！



今年は十二支でいうといのしし年、中国ではいのししではなく豚年（漢字の猪＝日本でいう「ブタ」のこと）ですけどね。
また十干十二支、つまり干支でいうと「丁亥」だそうです。


日本のニュースでも何度か取り上げられているようですが、今年は６０年に一度巡ってくる「金の豚」年で、この年に生まれた子供は財産に恵まれるとか何とか、というお話がここ○港でもマコトシヤカニ流れています。


ほら丙午（ひのえうま）に生まれた女の子はオトコを食い殺す、なんてお話聞いたことありますよね。あれのイイモノバージョンでしょうか。


だから今年中に赤ちゃんが生まれるよう、若いカップルがガンバッテ種付けにハゲンでいるとかいないとか。

また、金の豚年うまれの赤ちゃんを目指して、去年は結婚するカップルが増えたとか。





でもね、なんだか「金の豚年」って話、インチキくさいですよ。


ネットのうわさに曰く・・・

中国の赤ちゃん用品業者主導による一大キャンペーンだ・・・

韓国では６００年に一度、って話になってるらしいんですが、これはそのキャンペーンがオオゲサに伝わってしまったんだ、とか・・・

ほら、チョコレート屋のお祭り、日本におけるバレンタインデーのチョコレート、

あるいはオトコの敵「デ・ビアス社」の陰謀による給料の３か月分婚約指輪、さらに１０年目にはスイート１０ダイアモンドの贈り物（これはあんまり定着してないかな？）、

みたいなものでしょうか。



いえ、もう何がなんだかわからないんですが、「丁亥」っていう年が金の豚と繋がるもっともらしい説明を、ボクは見つけられませんでした。


そもそも十干でいうところの「丁」（ひのと）っていうのは五行でいうところの「火」の陰ですから、特に金（きん）とは関係ないはずなんですね～。

・・・いや、付け焼刃の知識だからこの辺にはツッコマないようにね。笑


ま、なんにせよ赤ちゃんが生まれるのはおめでたいことですから、めでたいことをメデタイと祝うのは全然OK！


こちらの貴金属屋さんでは金でできた豚のアクセとか置き物が結構売れてるようですから、そういうものを既にあげちゃったり、あるいは貰ったりしたら素直に喜んでおきましょう。


メデタイことに水を差すようなオトナゲないことはしちゃいけません。


でも、なんとしても今年中に産んじゃわないと、あと数ヶ月以内で種付けしないと、なんて思ってる方がもしいらしたら、俗説を真に受けてあせる必要はありませんよ、っていうお話が本日の結論。

どっとはらい。