ダメなわたし。

私は、あなたじゃなきゃダメなのに


あなたはわたしじゃなくてもいいの




一緒にいるとき、優しくても




そこに愛はないの





あなたにとって私ってなんなの



どんな存在なの





昔の私たちは、こんなんじゃなかった





歩くとき、少し後ろをついていく私に







おいで。




って言っているかのように




手を出してくれる





その手に飛びついて、いつも離れずにいたのに







いつも、駅で待ち合わせして





先に着いて私を待つ





私が着いて、彼に駆け寄ると





沢山の人がいる中でギュッて抱きしめてキスするんだよ






やだ、人が見てるから。やめて。





って言ってたのに、





そんなことも、全部懐かしくて






今はもうない。







その手は、もうない。






だけど、そばにいるから忘れられない。






けど、離れたくない。






時間と共に、少しずつ薄れていく思い出





事細かに覚えてないけど、







あのときの私は幸せだったな







10分しか会えないのに、



2時間かけて、来てくれたり










おまえがいたら、何もいらない。





って言ってくれたこと。






やっぱり忘れられない。