- 名前
- 邪神ちゃん ドロップキック!
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 群馬
- 自己紹介
- バツイチ&再婚 子持ち?(ワンコがいます)
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愛しのフランケンシュタイン
2015年06月22日 20:15
北緯82度最果ての地、氷河の中で眠り続ける彼。
古の科学の力により屍から作られた生命が封印された巨躯は、人類共通の不可侵の存在として秘密裏に保管・監視され続けていた。
西暦2500年、皇帝暦120年の現在、神々の怒りに触れた人類は文明を失い、人外の存在に怯えながら城壁の中で暮らす時代であった。
全ては150年前の大戦争の因果、人知を超える灼熱の兵器により、わずか7日間で人類の文明は灰燼と化した。【懺悔の冬】と呼ばれた極寒の時期を耐え忍び生き残った一部の人類は、一人の先導者により安住の地を城壁の中に求めた。
城壁は古の呪術を施され城外の人外の存在を退ける力を有していた。
120年の時を経て、今施された呪術の効力が徐々に弱まりつつあった。
今や城壁の1km以内にまで人外の存在が人の肉を求めて徘徊する有様である。
城壁内の生活を維持するために人類は特別戦闘隊を組織して城外に物資を求めて
年3回出兵する必要があった。
城壁の呪術が弱まると共に、人外の存在の力と数は増し、出兵する度に多くの犠牲者を生んでいた。
城内の学者達は古の書物から最果ての北の地に眠る【力】の存在を知り、
城内を統治する者【時の王】に、その力を発見し持ち帰ることを進言した。
学者達はその力がどのような姿形かは知り得ず、
書物に記された、人知を遥かに超える天に斉しい力を必要とした。
それが人類にとって福音となるか、終焉となるか、彼らは知る由も無かった。
書物に記された地は、皇帝暦以来誰一人たどり着いた記録は無い。
古地図を頼りに先鋭部隊を組織して出兵する準備が進められた。
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