約１０分の国際交流（対話編～別れ編）

１日引っ張ったけど、別段、たいしたコトは書きません（笑。
あと、内容に一部ネタバレあり。
僕の生息地が割り出せる可能性があります。
※文中の『ハ』→ヒッチハイカーのこと。
※文中のヒッチハイカーのセリフは全て英語で、僕の『予想訳』です。

まずは、どこから来たん？と聞いてみることに。
僕「うぇあー…、ふろむ…、ひあ？」
全然です。相手も首をかしげています。
僕「アメリカ？」
ハ「お～！そーゆーこと！？イタリアです！ローマです♪わかる？」
僕「イタリアかー！わかるわかる。『スパゲティー』」
ハ「そうっ！スパゲティー！」
…って言ったかどうかは分かりません。
ほほぉ、イタリアさんでしたか。
道理で英語になまりがあると思った（嘘つけ。

続いて、何を目的に観光来たん？
僕「ほわーい、でぃす、してぃー、かむ？」
全然です。相手も首をかしげています。
僕「にんじゃ？」
ハ「そうそう！忍者を見に来てん！ほんで忍者屋敷を見て出てきたら、バスが行ってしもてん↓」
やっぱり。ま、ここへ来る理由なんてそれぐらいしか…。
ハ「でも忍者かっこよかったよなー！スイッ、スイッって軽やかに移動したり壁の向こうに消えて行ったり。もっと見てたかったよなー♪」
みたいな話を、ご家族でなさってました。
気に入ってもらえて、良かったヨカッタ。
バスに遅れたのにしょ～もなかった日にゃ、目も当てられん（−−；

この後はどこへ行くん？
僕「ねくすと、どこ？」（←もはやぐだぐだでも通じると思ってる）
ハ「奈良。」（←通じた）
ハ「奈良で、宿を借りてるねん。」
翌日は奈良観光ってわけですな。
日本人の観光名所は、外国人さんにも観光名所なんやなー。

とまあ、たいした会話もできんかったところに、父親が車内のカーナビを指さし、
ハ「これ、テレビ？車にテレビ付いてんの？イタリアには、こんなんあらへん…。」
みたいなコトを言ってます。
僕「ディス、イズ、『カーナビゲーション』！」
ハ「オー！カーナビゲーショーン！！」（←高音）
もろてを上げて、驚嘆の声をあげました。
すごーい。リアクション大きーい（輝。
さすがイタリア人。

イタリア人と関西人って、会話のニュアンスが似てるんですかね？
全然話せてへんのに、なぜか打ち解けられた気が。

駅に着いて車から降りたイタリア人ご家族は、何度も何度も頭を下げてお礼を言ってくれてました。
両手を合わせて、拝みながら、見送ってくれました。
僕「今度は、トレインをミスしたら、あかんよー！」
なんと通じたらしく、反り返って笑い、指で「ＯＫ」を作って見せてくれました。

これで僕、イタリア語はばっちりです。
（↑イタリア語なんか一度も出てきてない。）