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文学作品の映画化は認めん!

2015年04月04日 23:20

ただし最近の文学とは言えないエンターテインメント小説は可也

本当に情けなかったのは

坂東玉三郎様御監督作品

「外科室」

「外科室」は「泉鏡花」の作品の中でも今の中学生が読んでも簡単な内容

その上文体も鏡花独特の漢文調でも無く当時の自然主義的な平易な文体で内容も鏡花からしかなる作品

同時期の戯曲として書かれた「夜叉ヶ池」や「天守物語」もそう
確か調子に乗って玉三郎はこの二つも映画か舞台にしてるはず

何が駄目かというと

ずばり言って配役が最悪

主人公の若く美しい病に倒れた悲恋となって嫁いだ女性吉永小百合って・・・

おいおい、その時代だったらお前には孫いるだろう

恋した執刀医に当たる医師が玉三郎・・・

女形が男やっても美しくも無ければ説得力もありゃしない

原作の「外科室」が好きだったから劇場まで行ったけど・・・



金返せ!



次に



永井荷風」の「墨東綺譚」

荷風晩年自伝小説と言われているこの作品

エロ小説書かせたら天下一品エロ親父と血がワインで出来ている下品な女との下品な小説
みたくなってた・・・



生涯独身を通し断腸亭が焼けてからの市川での質素な生活を送っていた荷風

浅草の六区のストリップ劇場に通っていたけどそこでは荷風は変なお爺ちゃんでしか無かった

墨東綺譚は老人と娼婦の物語だが実際に描かれているようなことは無かったろう

断腸亭日常には森鴎外の孫の森茉莉が訪ねた際には確か
森茉莉来る」とのみ記されている

「墨東綺譚」にはエロさは無い

紳士が純粋に娼婦に恋をしたと言うだけの物語

津川雅彦、ただのエロ親父・・・



ああ


なんだか駄目出ししている自分が駄目

このデジログへのコメント

  • asami★ 2015年04月04日 23:29

    確かに、原作と同じくらいに感動した映画って、見た事が無いです!^^;

  • ぶだい 2015年04月05日 00:00

    > あさみさん

    ですよね
    文学は人によって解釈が変わります
    映画はそれを押しつけているだけですからね

  • ネコマルver2 2015年04月05日 16:16

    (≧m≦)ぷっ!

    まぁ、人それぞれの捉え方。他人に自分の意見を強要は出来ひんモンw 諦めなさーいw

  • ぶだい 2015年04月06日 20:29

    > ネコマルver2さん

    まぁそうなんですが・・・
    「外科室」に関してはヒロインの年齢と・・・が・・・

  • ぶだい 2015年04月07日 20:12

    > 晴子さん

    ストーリーの解釈は「ふ~ん」で済ませますが
    配役は原作に則って貰わないと観る側として納得できかねます

  • ぶだい 2015年04月08日 20:51

    > 晴子さん

    本当ですね
    適材適所、才能を発掘しようとか無いですからね
    配給会社や事務所の力で決まってしまう
    嫌な世界です

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