詩 思い出たち

泣いた事は間違いじゃない
例え違う道だとしても
涙を流すその時だけは
甘い記憶によいしれる

君との出逢いは
今思うと不思議なくらい
漫画みたいな出逢いで
まだ幼かった僕らには
丁度良かった

いつしか惹かれ
繋がる想い
幸せを感じた夜

君を手放さないと
幸せになると
誓ったのに

気持ちはたやすく揺れ動いて
後悔と孤独だけが残り
あなたが見つめる人は
もぅ僕じゃなくて

僕の過ちだから
だから切なくて
もぅ僕には何も残らない

二人で手を繋いで
歩いた並木道
毎日君がいたから
一人で歩けそうにないよ

君がよく口ずさむ
歌も自然に覚えて
君がいたから僕もいた

僕が流した涙より
君の流した涙は多い
傷つけたかったわけじゃない
ただ素直に 好き と言えなかったんだ

二人歩んだ日々は短いけど
思い出は鮮明で
突然蘇る 君を愛した記憶に
また今日も涙を流すだろう

例え傷つけられても
負けないくらい愛しくて
それに今頃気付いたよ
大切にするから
思い出たちを
簡単に流したりしないから

また出会った時
笑い合えるくらい
強くなりたい…