バッハ

高校の時、いわゆる芸術系科目は選択式で、
美術、音楽、書道の中からひとつ選ぶことになっておりました。
別に英数国を止めてもろうてもよかってんけど、
それは必修やとのこと･･･(-｡-)ｙ-ﾟ

書道の先生は、全国でも著名な新書体の権威でしたので、
希望者も結構多く、触手も動いたのですが、
道具を用意したり、墨を摺ったりするのが嫌だったので、
結局、音楽にしました<(_ _)>
まあ、ブラスバンドやってたし･･･(-｡-)y-ﾟ

授業は、週２時間。
１時間目はコーラスで、２時間目は音楽鑑賞。
コーラスといっても、男子生徒ばっかりのクラスなんで、せいぜいが男声２重唱。
しかし、ボーイソプラノはおろか、テノールの音域の出せる生徒はいなかったので、
先生一人がテノールで後は全員バス(￣^￣)

この先生は、自分でも作曲するようなお方。
校歌に代わる賛歌なるものを勝手に作り、全校朝礼で発表させようという魂胆。
誰も熱心に練習する者はいなくて、最初の御披露目会は散々でしたが、
今でも、高校のホームページに楽譜が掲載されているところをみると、
それなりに評価する先生方もおったということみたいですｍ(__)ｍ

さて、音楽鑑賞。
これは、クラシック音楽を、だいたい年代の古い順に聴いて、
感想文を提出させるという趣向。
いかに、昭和中葉の古い時代とは言え、
クラシック音楽が趣味なんぞという生徒は限られておりましたから、
ほぼ昼寝の時間･･･(-｡-)ｙ-ﾟ
しかも、これが毎週２年間。
１年目で、バッハからサラサーテまで進みましたな･･･(-｡-)ｙ-ﾟ
２年目からは、現代音楽にでも続くのかと思っていたら、
何のことない１年目の繰り返し･･･バッハから･･･＿|￣|○

バッハにも、もちろん色々な曲があって、
今となっては、先生の選曲も何となく理解できるのですが、
当時は、寝耳に水ならぬ、寝耳に子守唄･･･(-｡-)ｙ-ﾟ

と、隣のＯ君、レコードに合わせて、口笛でハミングしてやる
「バッハ好きなん？」
「いやぁ、去年聴いてたの、思い出しててん･･･」
「･･････」
１回聴いただけで覚えてしまう奴もいるねんなぁ･･･
脱帽<(_ _)>

↓この曲でした<(_ _)>
https://www.youtube.com/watch?v=Yyg3AP5aRow