猫に謝りたい。

水戸からのいわきに帰る道。

のんびりと走りたい俺は迫る後続車を追い抜かせた。

何台かずばーっと抜けていって直ぐに視界から消えていったんだ。

飛ばすなーとか思いながらまたのんびり走った。

しばらくするとさ、例の如く猫がさ。

死んでるんだ。

しかもまだ新しい感じ。

道路に伝ってる血の色もまだ赤い。

体毛もまだヘタってなくて。

今さっき死んだばかり。

最初はさいつも通りうわ！

ってなって普通に避けたんだ。

んで、可愛そうやなー、埋めてあげたいなーとか。

でも、そこまで俺は優しくないからさ。

普通にのんびりドライブ。

ふと思った。

新しい感じだったな。

って事はさっき追い抜かせた車の誰かが、、、

猫の事思ったら少し罪悪感を覚えた。

いつも見る風景だけど。

俺が追い抜かせないでのんびり走ってたらこんな事ならなかったよな。

って考える。

取り返しつかないけどさ。

ぶっちゃけ俺は悪くないけどさ。

ごめん。

冥福を祈ります。