Hｼﾘｰｽﾞ★F村さんの憂鬱① また不登校、、、

6月初旬、久々にＡ団体支部に行くとＦ村さんの姿あり。

彼女は去年の冬に、坊ちゃんがイジメ？で不登校になったと話していたな。坊ちゃんが体育の先生にしごかれて熱を出して担任の女先生がお見舞いに来て、翌日、不良男子三人（Ｆ村さんはそう表現）に「お前と母親とで女先生をイジメただろう」と言われ、それからは他の生徒達も坊ちゃんに近づかなくなって結果不登校になってしまったと。

しかし、よくよく話を聞いてみると、まず坊ちゃんが女生徒をイジめ（Ｆ村さんは『息子は親切で構っていたと言っている』と話しているが）、その事で体育先生に罰を下され、おまけにＦ村さんはお見舞いに来た女先生に「体罰は教師失格」だの「イジメはイジメられる子に問題がある」と言った経緯があるようである。

おそらく坊ちゃんが悪者のように言われたのが不快で女先生に文句を言ったのであろうが、
皮肉な事に、「イジメはイジメられるほうに問題があるんだよな！」と多くの生徒からシカトというイジメを受けた模様。

代表や私達まわりの人間は「まず、言いすぎたことを女先生に謝罪して話し合ってください」とＦ村さんに話した事を思い出した。

「あら、ゆりさん、半年ぶりかしら＾＾」Ｆ村さんは笑顔で私に呼びかけた、

私：「F村さん、お久しぶりでしゅ＾＾」

すぐ傍らにＮ山さんもいた。Ｎ山さんとＦ村さんは先ほどから話していたようだ。

Ｎ山さん：「Ｆ村さんの坊ちゃんの事だけどね、また困った事態みたいなんだ。ね、Ｆ村さん」

Ｎ山さんはＦ村さんの顔を見た。Ｆ村さんは伏せ目がちである。

なんだなんだ？坊ちゃんは学年変わってクラス変えがあってまた何か？

Ｆ村さん：「あれから私は女先生と話し合って、女先生と息子も話し合ったんです」
「で、その後からは登校してて三年になったんですが、5月ごろからまた登校しなくなってるみたいなんです」

みたいなんですってどういう事？？

Ｆ村さん：「息子はカバンの中に私服を入れてるようです。朝、家を出てどこかで着替えて時間をつぶして夕方帰宅してるんですよ」

（ウラに続く）