これは賛否あり？

僕の個人的意見としては、

なしですね。



好きな事が仕事になる。

理想でしょう。


でも、

仕事になった時点で、

好きなことから、

仕事へ変化してしまうのです。



昔音楽をやっていた時、

これが本職になったら楽しいだろうなぁと思いました。


しかし、

知り合いのアーティストがメジャーデビューを決めて、

すごく喜んでいたんです。


ところが、

3ヶ月もすると、

げっそりしてました。



どうしたのかと聞いたら、

「俺がやりたかったことは、

こんなことじゃない」

と、

泣きながら訴えてました。



どうやら、

デビューしてから路線変更を迫られ、

実際に音作りから事務所の意向に沿ったものになり、

作っているのはメロディーを少しだけだと言ってました。



あんなに才能ある奴が、

3ヶ月でくだらないポップカルチャーに染められてました。



その後、

彼はあんなに好きだった音楽を辞め、

地元に帰り農業をしています。

もう一人そういった境遇のやつがいたんですが、

彼はノイローゼのようになってしまい、

○○○に溺れてしまい、

転落していきました。



仕事になった途端、

音楽はお金を稼ぐためのものになり、

その結果、

自分が好きだったことが嫌いになってしまうという、

最悪の現場を見てしまいました。



この頃から僕の考えは変化しました。



仕事はお金を稼ぐための手段でしかなく、

好きなことが仕事になると、

それすらお金を稼ぐための手段になりさがる。



好きなこと、趣味はあくまで趣味にとどめておくべき。



仕事になった時点で、

地獄を見ると思うので。




※ちなみにもう一人の知り合いは、
この世からいなくなってしまいました。