Ｍのお気に入りの絵画5

　「Ａ」　
　クレー,パウル　




クレーの作品は造形世界のあらゆる隠された部分の、
極微のヒダで直感的に分け入って、
その秘密を丸ごとつかみとろうとするの。

クレーの作品は抽象、幻想、表現主義といった、
２０世紀絵画のいくつもの主要な潮流の、
いずれにも深いかかわりをもっていますぅ。

クレー自身は無意識に造形的創造作業の奥底に
潜む源泉に触れていたのでしょう。。

この人の直感にみちた芸術が、
今日の美術の水源地のひとつになっているのも、
そのためでしょう。。

この「Ａ」という作品は、縞模様で背景を光の帯のように分割し、
その中心から左右に風景が広がっていてぇ…
どこかアフリカの砂漠を思わせるような景色の上に、
Ａという文字がポッカリ無造作に浮かんでいるの。。

ながくなちゃった！

Ｍより。。