愚痴。

人間と人間の話。

傷つけたり、傷ついたり。
嫉妬や妬み、嫌味とか全部あるのが人間なんだろうな。

でも、そんなの全部綺麗に自分の中へ納められたら
人間って世界で一番綺麗な生き物になれる気がする。

けれど、綺麗過ぎて汚い物の中にある綺麗な物は愚か、
長生き出来ない気もするから、現状維持が一番なんだろう。

要は一年ちょっと前に、今の会社へ入った。
それから、自分なりに一生懸命頑張って働いた。

残業もしたし、嫌いな人にも笑顔で話した。
むかつく事たくさんあったけど、全部ごまかした。

時には泣いた。

入社して早々、文章の見直しを頼まれた。
馬鹿正直に訂正したら「だったらあなたが書いて下さいよ」
と逆切れされたっけ。女の先輩に助けて貰ったな。

その男に、3ヶ月後告白されて、断った。

それから、その男に彼女が出来て（同じ部署）
要への態度が一遍。

立場的にその男と話さないと、仕事が進まないもんだから
冷たい目されても、嫌味言われても、我慢してた。

それから、半年。
私の性格がどんどん悪くなってる事に気が付いた。

人間らしく生きたくなかったのに、周りに流されてた。

その男に言われた一言に、反撃をした。

いっぱい、いっぱい。
嫌味を言って、仕事を只管した。

それから、失った物がお金より大きいことに気が付くと
「辞めよう」ってふと思った。

きりが良い今だから。
12月いっぱいで辞めます。

そう伝えたのは、10月頃。
十分過ぎる時期に発した言葉は、
後の2ヶ月を楽にさせてくれると思った。

でも、何も楽にならなかった。
私が一生懸命培ってきた物、全部無くなった。

席が端になって、8時間座ってるだけの日々が続いた。

終礼では、「今日は忙しかったです」そう言われた。

彼は素で行っているのか。
そんな馬鹿じゃない、そんな馬鹿だったら
あんな嫌な性格になってないだろう。

私は始めて、人を本気で憎いと思った。
けれど、刺したいとか殺したいとかそういう気持ちじゃなく。

私も誰かを、こんな気持ちにさせてたら怖い。

この人は、気がつかないで一生終わるんだ。

そう思ったら怖かった。

きっと、お金の代わりに大事なものをあげてる気がする。

社会は、何を糧に大きくなってるんだろう。