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い (や)

2006年12月11日 21:48

『いらんいらん』
 【フィリピン民話】

 100年程前、アルバータス・シュエガーという船乗りが難破して、ルソン島に漂着しました。

 アルバータスは故郷に帰れるあてもなく、食べ物にも困る状態でマニラ郊外の町をさまよいました。

 すると、イランイランの花からいい香りがしてくるのに気付き、蒸留して精油をつくることを思いつきました。

 アルバータスは花を摘んでは蒸留してできたわずかな精油を売って生活していましたが、ある日、わずかばかりのお金で買った宝くじが1等に当りました。

 アルバータスは、その賞金で故郷に帰ることもできましたが、そうしませんでした。

 アルバータスはイランイランの香りに魅せられ、この花の咲く地に本格的な香料の工場をつくり、大成功を収めました。


 イランイランという名前は、タガログ語で「花の中の花」という意味だそうです。「貧乏人のジャスミン」という別名もあるそうですが、原産国のフィリピンでは神「ナガ」の祝福を受けた神聖な木であるとされています。

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