知らなかった事

気付かなかった事を知ると、凄くショックですよね。


自分には、小学校一年生になる娘がいます。


二週間前、妻がいつものように車の中で娘に話しかけたそうです。


聞こえにくかったと思いもう一度話しかけたら、娘は左耳を近づけて来たそうです。


何かの原因で右耳が聞こえにくいのかと思い近くの病院で診て頂きました。


その結果、大きい病院で一度きちんと診て頂いた方が良いと言われ、予約を取り診て頂きました。


耳の検査、脳の検査をして頂き、その結果、全く右耳が聞こえていないと言われました。


小さな頃にウイルス性の病気（おたふく風邪）でなったのでは？と言われ、このまま一生右耳は何も聞こえ無いし治らないと言われました。


小さな頃から喘息持ちの娘、自分がどんなに疲れていても娘がプールに行きたいと言う時は、


必ず温水プールに連れて行き、やっと喘息が治った矢先でした。


普通に毎日会話していたのに何故。


自分には治せないと言うのがどうしても納得が出来ず先生に尋ねました。


自分はこれからどんどん歳を取って行きます、この子が大きくなった時に自分の耳をこの子に移植する事は出来ますか？


先生は、柔らかく遠回しに無理だと言われました。


自分の隣に座っている娘、私の顔を見ていつものように笑顔で微笑み、


ダメでしたね～　　親として何もしてあげれない気持ちで。


込み上げて来た涙が、どうしても止まらなかったです。


日々の生活、会社に行き一人で夜中まで仕事をし帰って一人で食事をし、片付け洗濯をし寝るのが一時～二時


休みの日は家の事を全てやり。


なぜそこまでやるか。

片方に負担が大きければ、愚痴、ボヤキ、イライラになるけど、言われる前に全てが片付いていれば、


自分にも子供達にも当たらなく平和に過ごせるからです。


その為、最近はクタクタでヘトヘト状態でしたが、娘の耳の事を知ってからはそんな自分が本当に情けないと感じましたね。


おかげでここ一か月で５キロ痩せましたけどね。



耳の事は色々自分で調べて見たけど、どれを読んでも良い事が書いてないので調べるのを辞めました。



いつも自分は一人で寝ているんですが、毎日朝６時に必ず娘が自分の布団の中にもぐって来ます。


６時半～７時に準備を済ませ、７時半に学校に行く。


今までは普通に送り出していましたが、片耳が聞こえないことを知ってからは、普通に送り出しているつもりが、やっぱり心配になりますね。


娘のこの先の事を考えてしまうと、自分ばっかりが凄く心配で色々考えてしまうけど、娘は今まで片耳で普通に過ごし普通に生活しているんですよね。


世の中にはもっともっと辛い事や悲しい事を沢山乗り越えている人がいます。


これから先、左耳をとにかく大切にし、今まで以上全てを遣り、頑張らないといけないですね。


疲れたなんて言ってられないですね。


この先、娘が大きくなり素敵な人に出会えるまで自分が頑張らなきゃ。