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めばえ

2013年02月13日 20:46

めばえ

職業を、選ぶ契機は人それぞれ。

爺の場合は、東京オリンピック
あれは、中1の時でしたわ(古
中学校の体育の時間は、白黒テレビで競技鑑賞

しかし、昼間には、たいして面白い競技も無く、
高飛び込みの合間に、NHKのオリンピック裏話を熱心に聴いたもの。

その中で、最も頻繁に出てきたのが、これ、
丹下健三代々木屋内体育館(o_ _)ノ彡☆
なんせ、世界一

ま、相当な身内贔屓はあるにせよ、当時の弱小後進日本国としては、
世界に誇れるわずかな芸術作品であったことは間違いありません。

今は、プールとしては使っていない様ですが、
オリンピック当時は、競泳と飛び込みが行われてましてん。

NHKの解説によると、
表彰台が、金銀胴それぞれに分離独立して立っているのは、世界初らしい。
・・・たいしたことではないと思うが、NHKの認識レベルはそんなもの・・・(-。-)y-゚

ただ、世界屈指の吊り構造で、評判上々いうのは、ちゃんと言ってましたな。
屋根を吊り下げたそのままの構造をデザインに表現して、しかも美しい、
ということで絶賛しておりました。

しかし、プールの天井も(直線部が無く)曲面になっているので、
背泳ぎ泳者がまっすぐ泳ぐのに難儀する、なんて小言も呈するところが和風NHK文化。。。

ともかく、これまで、あんな曲線の建築なんて見たことない。
女性カーブに勝るとも劣らない美。
本国中びっくらこいたのは、確か。

しかし、うんと後日に聞いたのですが、
あの曲線は、吊り構造でできる実際のカーブとは違う、とのこと。
女性のパッドみたく、修正が施されているらしい。

構造設計を担当された東大教授と、施工した現場監督の話だと、
建築途中に検査に来た丹下氏が、あれでは、イメージと違う、ということで、
その場でスケッチを描き、鉄骨で、あの形状を創ることに変更されたとのこと。

わがまま過ぎるといえば、その通りで、
突貫工事に追われた監督には同情を禁じえませんが、
あの(実際に出来上がった)カーブをスケッチで描けるなぞ、
さすが、滅多な人ではありませぬな。

少々薄汚れて来てはいますが、現代においても、
日本建築の最高傑作の一つであり、
丹下氏の最高傑作のひとつであることは疑いありません<(_ _)>

あんまりアナウンサーが誉めるもんやから、
つい、その気になるのが、若き日の若者
あれみて、建築家を志すようになった『かぶれ者』数知れず。
ま、爺もそのひとり<(_ _)>

ほで、大学入試建築科は、たいそう狭き門になり、
医学部よりも難しくなりましたな

今では、大不況業種で、望めば誰でも大学入れるよし・・・。
医学部行っとく方が良かったわけでんな・・o┤´Д`├o

https://www.youtube.com/watch?v=zeLZ6_W0kZA

このデジログへのコメント

  • COSMICLOVE 2013年02月13日 22:26

    > 樹那さん

    え~

    高飛び込み???

    あれって、ちゃんとプールに落ちる気がせんで

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