- 名前
- さゆり姫
- 性別
- ♀
- 年齢
- 35歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- こういうサイトの事良く知りませんが、思い切って登録してみました。 これからいろんな方...
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モモちゃん、天国で幸せに…
2013年01月27日 09:57
知人男性の体験したお話です。
実家を出て一人暮らしをしている彼は、ある日不思議な夢を見ました。
森だか草原だかのような場所に佇んでいると、いつの間にかそこに、実家で飼われているはずの柴犬のモモがいました。
「モモか?どうしたんだ?」
彼はモモに語りかけました。
モモは嬉しそうに尻尾を振りながら、人間の若い女性の声で。
「お兄ちゃん、今まで可愛がってくれてありがとう…あたしね♪遠いところにいっちゃうんだ♪…小犬の頃にこの家に来て、毎日本当に幸せだったよ♪家の人たちもみんな優しくて大好きだよ♪もう会えないけど、みんな体に気をつけて仲良く暮らしてね♪」
そう言うとモモは穏やかな表情を浮かべて、ふっと消え入るように姿を消しました。
「モモ!…モモ!…」
彼は何度も呼び掛けましたが、再びモモが現れることはありませんでした。
その夢の件が気になった彼は、翌日実家に電話をして、夢の一部始終を母親に語りました。
母親は絶句したものの、真実を語りました。
家に知人から譲られた小型の室内犬が来てから、家族のみんなの気持ちがその小型犬に傾き、そしてだんだんとそれまで犬小屋で飼われていたモモの存在が無関心から疎ましさに変わり始め、最終的に父親の決断でモモは保健所に引き取られたとの事でした。
彼は愕然として言葉を失いました。
保健所では1番から7番まで番号のふられた部屋があり、それぞれの部屋に引き取られた日にち事に犬たちが収容されます。
1番の部屋に入れられた犬たちは、その日だかその翌日の日だかに安楽死させられます。
そして2番の部屋の犬たちが1番の部屋へと移動になり、同じ運命を辿ります。
そうやって順繰りに毎日部屋を変えられて行くので、そこに引き取られた犬たちは、新たな飼い主が現れない限り7日後に安楽死させられる事になります。
モモが夢の中に現れた日は、丁度モモが安楽死させられたその日でした。
最後は不幸なお別れだったのかも知れないけど、モモは家族たちとの幸せな日々や、それまでの恩は恩として、決して忘れる事なく天国へと旅立ったのだと思います。
このデジログへのコメント
安楽死とは…残酷な現実ですね(T_T)
てかこんなドラマみたいな出来事もあるんですね~!
> しー(´・ω・`)さん
安楽死させられる犬猫は年間数十万頭とか聞きました。身勝手な人間の犠牲によるものですけど、安楽死の他には為すすべがないと思います。
> ze0taさん
飼い主にもそれぞれ事情があるのかも知れませんが、基本的に終生飼う気がないのなら、最初から飼わないで欲しいですね!
>無関心から疎ましさに変わり
ひどいな。
正直、その家族は人格をうたがう。。。
たてまえや都合で生き物の命を奪う、
人間という動物は最低ですね。
みんな生きたくて生まれてきたのに
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