他人の秘密は蜜の味

高調する気持ちをいつも文章にしようと思うのだが、
溢れ出る気持ちは収集が付かずうまくまとめられない。
俺の脳はいつからこんなにアホになったんだろ？

昔の日記を見るとそれはそれは綺麗な協奏曲のような言葉が綴られている。

今の自分には何が足りないのか。
失ってしまったものは何なのか。


常に考えている。



そして一人で嘆き、タバコに火を付ける。
16の頃から同じタバコだ。
そう、ずっとため息の道具として使ってきたタバコ。

落ち着くのは、ニコチンのせいじゃない。
頭のモヤモヤはため息になって飛んでいってしまえ。クソ。



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「一人ぼっちの話」



俺が言うのもなんだけど、あいつは寂しがり屋だと思う。
そのくせ、いっつも一人でいたがる。

一人でも平気、一人の方が楽、と自分に言い聞かせてる。
その器用さがあれば沢山の人と関り合えるはずなのに、
あいつはそれをしようとは思わない。

推測でしかないけど他者を受け入れるのが、ただ、怖いんだと思う。
自分の積み上げて来たちっぽけなプライドに他人が入ってくるのが嫌なだけなんだろう。



他人が土足で自分の家に入ってくると思い込んでいるんだろ。
誰もそんなこと、しやしないのに。
ましてや自分もそんなこと出来ないくせに。


そんな風に思っているから、誰にも満開の心が見せられず、
ただの自己満足で人と付き合っている。

本気で笑えず、本気で泣けず、自分を偽っている。





そのうち自分が誰だかわかんなくなるよ？
胸張って「これが自分のすべて！」って言えるのかい？



人は誰でも自分を作っているが、ほんとの自分失くしちゃ意味がないよ。
むしろ、自分を知らないくせに、自分を作っちゃダメだよ。
それは背伸びでも何でもなくて、自分を大事に出来てない証拠だよ。


まずは自分を知ることからはじめよう。
ほら、一緒に探してやるからさ。俺もそれが見たいし。
君がそれで、本気で笑えるなら、俺もそれ見て本気で笑う。




ムスっとするなよ。ほんと不器用なんだからな。
人にはそういう風に見えてるんだよ。口には出さないだけで。
俺もお前を見透かしてるわけじゃない。誰だって一緒なんだ。
一人が楽、なんて言って自己否定から逃げてるだけ。
それに向き合うのが、向上心ってやつじゃない？
教科書開くと出てきそうであんまり好きな言葉じゃないけどな。












誰のこと言ってるか、わかるだろ？