経験に勝るものなし

もう中年を過ぎて、まわりからはオジサン扱いされて久しいが、
２０代の頃は後先のことを考えずに、すぐ飛びついては失敗を繰り返していた。
１回、２回でわかればいいのだが、先輩とか手本になるよう人がいなかった
せいもあって、自分がなぜ結果としてそうなったかわからずにいた。
よく言われるのが、人の話をよく聞いていなかったり、動く前に段取りを計算して
みたりとかが抜けていた。
振り返れば、物事を単純に考えていて己の力量を過信していたのだ。
そうして１０年２０と年月日は流れ、仕事もパターン化され、カラダで覚えてしまうと
不思議と単純なミスが無くなってくる。するとどんな不足の事態もなんとか切り抜ける
ようになってくる。
おそらく、過去の失敗の多さがそれらを克服する基になっている。
どんなことでも経験の多さに勝るものなしである。
すべて成功体験などありえない。１００のうち２つか3つぐらいであろう。
でも全部、一人で乗り切れたかが、重要である。