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movie [Cinema Paradiso]

2012年08月22日 10:26

映画、好きです。ときどき感想を書きます。お付き合いください。おすすめあれば教えてください。


今回は【ニューシネマパラダイス

舞台はWW2期のシチリアのとある村。映画しか娯楽のない村。

現代に生きる自分とは常識が違いというか、もっと自己に忠実に生きていて、それでいて他人を縛る規則もあり、家族はもちろん知り合いに対する信頼もあり、生きる熱気と同時に自由も感じられる世界観

現代に生きることを捨ててまでその時代に住みたいとは思わないけど、すごい好きな世界。政府や役所権威といった類のものはなく、ただ自分が生きている。



村を離れてみると、違った世界も見えてくる。去っていった恋人から離れられないトトに、育ての親ともいうべきアルフレッドは成功を掴んでほしいと願う。

「この村は何年たっても変わらない。だがローマは違う。村を出ろ。長い年月帰るな。人生はお前が観た映画とは違う。もっと困難なものだ。もうお前とは話さない。お前の噂が聞きたい。」


「帰ってくるな。手紙も書くな。ノスタルジーに惑わされるな。全てを忘れろ。自分のすることを愛せ。こどものころお前がこの映画館の試写室を愛したように 」


トトが再びシチリアの土を踏んだのは、30年以上もたってからだった。
映画監督として大成功し、アルフレッドとの約束を果たしても、かつての恋人のことを忘れられずに孤独も感じていた。

アルフレッドの言葉通りに生きたが、それでも忘れられなかった存在
恋人エレナシチリア島にいた。


記憶の中のエレナ

ここでは全てが変わらない?

アルフレッドは死んだ。
自分が愛した映画館は取り壊された。
エレナだけは変わらない…?



彼女エレナの娘だった
年をとったからあいたくない。過去の素敵な思い出。
でも会ってしまう
変わらず綺麗だ
分かたれたが愛したのは一人だけ


…何十年たってもそう思えること
将来はない。
過去の想い
僕はそうは思わない。


アルフレッドの形見は、トトが愛した映画のキスシーン

過ぎ去った30年。戻らない過去に悲しみを覚える最後のシーン

確かに自分が選んだ道を歩んでいて
そこは振り返ってみるとずっと後ろにあって
時間の早さと追い付けない自分との板挟み

人生において、なにが幸せなんだろう。
天秤にかけるわけではなくて、トトみたいに飛び出すのが恐いのかもしれない。
守られた世界ではなくて、裸一貫で飛び出す決心がまだつかない。

考えさせられます。。。

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