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- ヲタです、その名の通りオタクしてます…にわかですがw ボカロや東方アレンジ、一般ゲー...
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【お題日記】あなたの知ってる怖い話、教えて!【長いよ】
2012年08月15日 01:11
怪談話とか怖いんで止めてもらえませんか?(人´∀`)嘘です、大好きです、ヲタです
自分の実家近くの山であった出来事、小さい頃(小~中学生へ変わるくらいだったか)に見たので見間違いか勘違いか…でもその時はたしかに恐怖のあまり逃げ出したお話。
大して怖くもない、ともすれば「ビビリすぎワロタwww」と言われかねない話ですが、どうぞ
その出来事に遭遇したのは、前日からの大雨が小雨に変わった昼過ぎだった。
友人二人と自分の合計三人で山で遊ぼうという話になり、親からは「川にはいかないように(氾濫してるから)」と釘を刺された。
当初の目的が山だったこともあり、素直に忠告を聞き入れて友人たちと山へ向かった。
実家の近くは周辺が山に囲まれているため、どこからでも入山が可能だったが地形が安定していないところが多いため、比較的舗装された場所から入山することにした。
入山口に選ばれた道は、人が立ち入らないよう荒縄による通行止めがなされていた。
ビビリ代表の自分は「ここから入るのはやめよう」と友人二人に告げたが、彼らは「ここ以外に絶対安全な入口なんてないだろ?」と言ってそこからの入山を頑として譲らないようだった。
押しにも弱い自分はその提案に折れて、三人同時に荒縄を跨いで山の土を踏んだ。
「ホー…ホケキョ」
土を踏むと同時に鳥が鳴いた。
妙に気になったのでもう一度、三人同時に荒縄をまたいで山の土を踏んでみると
「ホー…ホケキョ」
間違いなく鳥は土を踏むと同時に鳴いていた。
その段階でビビリな自分は「何者かに監視されている」感覚を覚え、友人二人に「やっぱやめようよ」と提案したが
先ほど同様に却下された。
念のため、勘違いの可能性を排除するため再度荒縄跨ぎを行ったが結果は同じ。
「ホー…ホケキョ」
先ほどと全く同じ調子、同じ鳥が鳴いた。
けれどもそれを確認したところでやることは変わらず、子供三人組は微かな違和感を抱きながら山へと入って行った。
山の中はそれなりに人の出入りがあるのか獣道ではなく、まるで登山道のような様相だった。
そのため、ペットボトルのお茶(500ml)程度しか持っていない子供でもかなり奥へと進んでしまうことができた。
奥へ、奥へ、奥へ。
しばらく歩き続けてふと友人のいずれかが震える声で言った。
「さっきからさ、俺達が歩く音以外聞こえてなくないか?」
その言葉にそれぞれ顔を見合わせて周囲に注意を向けてみるが、何も聞こえない。
虫の声も、鳥の声も、草木が揺れる音も、崖下を流れているはずの川の流れも。
一切聞こえてこなかった。
友人A「これはちょっとまずいんじゃないか?」
友人B「変だよな…」
自分 「もう帰ろうよ…」
恐怖ってやつは伝播するようで、気づいてしまえばあとは広がるばかりだった。
友人のどちらかが「今日はここまでにして、帰ろう」と言ったそのとき、三人組の視線の先、森の奥に誰かがいた。
白装束を着た髪の長い誰かがこちらに背中を向けて数十メートル先に立っている、さっきまでは確かに誰もいなかったはずなのに。
叫びそうになるのを堪えて三人組はゆっくりと、音を立てないように来た道を戻り始めたが、白装束がゆっくりとこちらを振り返っているのが見えたため「逃げるぞ!!」という号令とともに一気に走りだした。
あまりにも怖くて後ろを振り返る余裕もないまま三人組はひたすら走り続けた。
途中、木の根に足を取られそうになったがどうにか持ち直して走り続けた。
息も絶え絶えになりながら、三人組は荒縄を超えて人工物のアスファルトに足をつけた。
それに安堵し気が緩んだのか、つい後ろを振り返ってしまった。
が、そこには何もいなかった。
三人とも口を噤んでいた、間違いなく共有したであろう恐怖を思い出したくないがために。
「今日は帰ろう…」と、誰かが言って三人組は道を歩き始めた。
そのまま山を見ずに帰ればよかったのに、自分は山のほうを見てしまった。
山の中腹、かなり距離の離れた場所で白装束がフラフラと移動しているのを見てしまった。
幸いこちらには気付いてないようで、対峙した時とは違い恐怖感は薄かったが見なかったことにしてしまわないとおかしくなりそうだった。
これ以降、実家周辺の山は怖くて立ち入れなくなってしまいました(^p^)マジ、ゲロヤバっすよ
その日から飼ってたネコが今まで見もしなかった部屋の片隅を凝視するようになってたのが辛かった…
あの時見たのはなんだったのか、もし振り返った白装束の顔を見ていたらどうなってたのか…
ちなみに白装束は白っぽい服(上着とロングスカートが一体になったようなヒラヒラの服)着てたって印象を受けただけで、実際のところは詳細を覚えてないんです。
今から眠れるか不安ですが、頑張って寝てみます(´ω`)長文にお付き合いいただきありがとうございました
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