HUKUOKA県で

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HUKUOKA県で安全運転キャンペーンが行われた。
警察署の前の道路で100台目に通った優良ドライバーに100万円が進呈され、マスコミに報道されるのだ。

100台目に通った安全運転していた車を、警官がパトカーで警察署前の広場に誘導する。
ブラスバンドが一斉に音を奏でる。
記者が集まる。
カメラマンがフラッシュをたく。
警察の広報が「おめでとうございます」とドライバーに声をかけ、キャンペーンの主旨を伝える。

報道陣が

「賞金は何に使いますか？」

と質問する。

ドライバーが答えた。

「そうだな。それじゃあそろそろ運転免許をとるわ」

警官が

「え？」

助手席の男が運転手を小突く。

「違います。こいつ飲んでる時は時々わけわかんないこと言うんです」

と、ダッシュボードから拳銃と手榴弾が落ちた。

その音で、後部座席で寝ていた男が起きて

「ん？　どうした？　車が盗難車だってバレたか？」

背後のトランクから外国語なまりの声。

「オイ、モウ日本ニ入ッタノカ？」




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