- 名前
- 悠紀
- 性別
- ♀
- 年齢
- 38歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ただいま転職活動中です。 はげましてください(笑)
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外は雨が降って地べたに水が染み込んでいる。
2006年10月03日 01:01
何かをなくしたような気がしていた。
それは私の作り出すということの根源にある何か。
もとからあったものさえ、
ほんの、微々たる物ではあったのだが。
開け放たれた窓越しに聞こえる外の様子に、
まるで溶かし出される様に染み出てくる様に
それはわき出してきた。
そう。
こういう感覚だった。
私の内から何かが溢れ出てくるような、
表現せずにはいられないような、
それを表しきれないとき悔しくて悲しくて泣いてしまうような。
それを自分の納得のいく形で表しきれた時には歓喜でむせび泣くような。
そんな感覚だった。
決して激しい思いではないし決して使命感などと言う物でもない。
ただただ溢れ出てくる物をつなぎとめようと、
どうにか覚えていようと私はこうして生み出していた。
そして時に生み出していく途中でからりと乾いてしまったような感覚に陥り、
私はまた溢れ出てくる物はないかと
内側を掘り下げ抉り出して必死になる。
必死になればなるほどソレは遠ざかり、
必死になればなるほどソレは苦しみを得て大きくなる。
何度も何度も掘り返しては自らが放り投げた残骸に埋もれ、
身動きが取れなくなり、何もみることも聞くことも出来なくなり、
私の内側に響いてくる物が何もないような感覚に陥る。
周りを見ても残骸だらけ。
聞こえるのは瓦礫の崩れるような悲鳴にも似た音ばかり。
悲しいとさえ思えずただただ苦痛を得る。
表現することが不可能なような苦痛だ。
無気力。
そうしてあぁもう駄目だ、何もないんだ私にはと思いかけた時に
ふと
再びわき出してくるのだ。
こうして何度も諦めかけた時にやってくるから質が悪い。
諦めがつけられずにここまでやってきてしまった。
わき出す何かがなければ私には何も生み出すことなど出来ないのだ。
自ら呼び起こすことの出来ないこの感覚を常に維持していなくては、
私は私として存在さえも出来ないかもしれないのに。
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そうして今日たまたま湧いて出たのは文章を打つって方向でした。
溢れ出すのを逃したくなくて書き留めたから支離滅裂ではある。
そうして相変わらずビジュアルに繋がるイメージはわかない。
決定的な何かを得られないと動けないと言うのはある種の完璧主義と言えるのだろうか?
アイデアだけあって、自分にソレが表現しきれない時には本当に嫌になるし、そうなるともうどうでもいいやって意味のないただのがらくたみたいなものを生み出してしまう自分も居る。
そんなのは嫌なんだけど。。
私はこんなんで社会に出てやっていけるのか。
社会不適同者とか言われてもしょうがないような気もする。
まあそうなったらそうなったでしかたないからなんとかしよう。
とにかく社会に出ねば。
秋の夜長にはとりとめもないことを考えてしまう。
このデジログへのコメント
文章の内容(エッセイ)としては、「名のある芸術家の書いたもの」、と言われても納得してしまうな~^^
悠紀さんは、多分僕に、似ている。焦らず、向きあってみてね。残骸も、表現にできるよ。
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