虹の橋「捨て猫ランと子供達」パート４

満開だった桜も散り季節は初夏に向かっていった
ランは草むらの中で水分不足と空腹で体力が落ちた
残された３匹の子供達はランに甘え縋った
子供達が眠っている間にランは餌を探しに公園に行く

母親のランがいない時に目を覚ました子供達は鳴く
「みぃー・・・みぃー・・・お母さん・・・何所にいるの」
子供達の泣き声を聞いた人間の子供達は子猫を探し出し
おもちゃにして遊ぶ
子猫達は自分の何百倍と大きい人間に遊ばれて
恐怖におののき逃げようとするが・・・
子供達には子猫の恐怖がわからない・・・。
とうとう１匹の子猫がまた虹の橋を渡った

心無い人間達に追い回されたランと子供達
その時、心優しい小学生の女の子が現れ１匹の子猫を家に持ち帰った
だが家族の反対で途方にくれた
小学校で子猫の話をした時にもう一人の優しい女の子が現れた
そして我が家に子猫をつれてきた

目は見えず耳は爛れ明らかに疲れきった子猫
体力が無くて泣く元気すら無い子猫を「ひな」と呼んだ
その日に動物病院に行き診断して頂き今は家に住んでいる
今現在の「ひな」は元気を回復して人間に甘えて暮している
暇を見つけては母猫と残された子供を捜してはいるが不明・・・