三社・・・大切な

たぶん、僕の中で一番の恋愛だった女性との大切な思い出です。

7つ下の彼女は下町生まれで一人娘。

江戸っ子のチャキチャキ娘、
とても美人で情にも厚く全ての愛情を僕に注いでくれました。

プライドが高かった僕のくだらない偏見を壊してくれたのも彼女だし、
自分の感情を素直にぶつけてくる彼女に多くのことを学びました。

でも、その時僕は彼女との結婚に踏み切れなかった・・・
（今思えば彼女と一緒になって自分が支えていく自信がなくて逃げたんだと思う。）

話は逸れましたが、

そんな彼女に一歩踏み出させてもらったのが、三社でしたね。
地元なので半被を持っていて毎年担いでいた彼女が僕の分まで用意してくれて。

最初は戸惑ったものの、大学までずっと体育会なので生粋の熱い正確な僕は我も忘れて夢中になりました。


担ぐ為に人を引き剥がして、剥がされて・・・周りから見れば暴力や喧嘩にしか見えないけど、
当事者的には合意の上のコミュニケーションのような。笑

社会人になって本能のままに人とぶつかりあえる滅多にない機会でした。


そんな思い出も離れてはや7年が経ち、
彼女も他の男性と結婚されお子さんも誕生しました。

当初は後悔と未練が100％でしたが、今では彼女の幸せを心から願ってます。
（心がちょっと苦しくなるけどね。）

三社の季節になるといつも思い出します。