- 名前
- 夏希
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- こんにちは、夏希です。ログには日々のことを綴っていく予定です。 お話し相手募集中v ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
久々の再会
2006年09月29日 03:39
今日は自助グループの友達の修論のお手伝いに西宮まで行って来ました。
山の上にある某女子大です。
駅からてくてく歩いていくと、来るわ来るわ、巻き髪のオネーチャンたち。
私とは無縁そーなオネーチャンたちを見ながら、大学の心理相談室に到着。友達の修論のお手伝い&参考資料をいただいてきました。
さすがに研究者同士(こう見えても、研究者志望だったんですよ!)ですから、要領を得てるため、1時間程度で終了しますた。
閑話休題。
ここからが本題。
終わった後、携帯をチェックすると、元彼さんから「今日から夏休みだよー」というメールが。
実を言うと、ここ半年ほどの間、元彼さんとたまに連絡を取っておりました。
はい、ここで「どの元彼だ?」と思った方、ご説明いたしましょう。
元彼。
大学時代、同じクラブに所属していた先輩であり、私が一目惚れして、アレコレ策を練って半年かけて落とした、という逸話を持ち、私が大学4年までの3年間を共に過ごし、「部内恋愛のパイオニア」とまで言わしめ、私に競馬を教えた張本人。
西宮まで来たので、ついでに三宮にでも行こうと思っていた私は、元彼さんに「お茶でもどう?」と誘いました。
するとOKとの返事が。
三宮駅前のドトールでwktkしながら待っていると、やってきました、元彼さん。
あの頃と変わらない、ひょろっとした身体にさっぱりした茶髪で。
(正直、めっちゃおっさんになってるとか、めっちゃ太ってたとかだったらどうしようかと思ってた)
付き合ってた当時19歳だった私と21歳だった元彼さんは、現在25歳の私と27歳の元彼さんと言う形で、3年ぶりに再会しました。
元彼さんはあまり年を取らないようで(笑)、あの頃とほんと何も変わってなくて、なんだか安心しました。
二人でコーヒー飲みながら、3年のブランクを埋めるように、近況などを報告しあい、友達の結婚話や、お互いの恋愛話に花を咲かしました。
あの頃、私は19~22歳、元彼さんは21~24歳までの間、同じ場所で、同じ時間を過ごしていました。
くだらない話で笑い転げたり、二人で頭つき合わせて競馬予想したり、深夜に手をつないでコンビニ行ったり、そんな日常を過ごしていました。
私は、思い出なんて重たいだけで、あっても仕方がないものだから、ことあるごとに思い出も人間関係もリセットしていたけど、改めて元彼さんと会って、当時の思い出がいっぺんに蘇りました。
付き合いが長かったこともあったので、私と彼はツーカーで会話が出来ました。一緒にいれば、何を考えてるか、何を欲しがってるか、すぐにわかるぐらいの仲でした。
私は彼の笑う顔が好きでした。普段は無口でおとなしい人でしたが、私といるときはよく喋ってよく笑っていました。
私より少し背が高くて、私はその隣で少し彼を見上げながら会話をするのが好きでした。男の人にしてはきれいな手をしていて、その手に頭を撫でられるのが好きでした。
ひょうひょうとした彼の後ろを、金魚のフンみたいにひっついて、追いかけるようにしていたことが、あの頃の日常で、いつもの風景だったのです。
別れる時、本当に突然の別れで、私はもう二度と立ち直れないんじゃないかと思ったぐらいでした。「ここで自殺したら、最強のイヤガラセだな」とかあくどいことも考えていました。
でも、今日私の目の前で笑ってる元彼さんは、あの頃と変わらないで、ただ、お互いにとってはもう過去で、だからこそこうやって会話が出来るのかもしれません。
あのとき、死なないでよかった。
私は彼の笑顔が見たくて、喜ばせたくて、いろんなことをしました。ご飯作ったり、手作りのプレゼントをあげたり、病気のときに看病に行ったり、愚痴の相手をしたり。
別れたとき、3年間の思い出を全部消してしまいたいと思っていました。重たくて重たくて、辛いだけだったからです。
強がって「私より幸せにならなかったら許さないからね!」とタンカを切っておきながら、部屋で布団かぶってベロベロに泣いていました。「私の3年の愛に、カンタンに勝てると思わないでよ」とも言いました。強がりだったんです。
そんな記憶も、消してしまいたいと思っていました。
でも、今日3年ぶりに会って、忘れないでいてよかったと思いました。
帰り際、元彼さんに「がんばれよ」と言われました。
素直に、嬉しいと思いました。
私は「またね」と手を振りました。
「またね」と言えるようになった私は、あの頃より成長したのでしょう。
帰りの電車からはきれいな夕焼けが見えて、ガラにもなく胸がきゅうっと音を立てました。
なんだか、いい曲が書けそうな気がします。
このデジログへのコメント
コメントを書く