当たり前…？

好きな作家さんの一人に田口ランディさんがいます。




彼女の小説はコンセント、モザイク、アンテナ。
あとは、短編集の｢縁切り神社｣


くらいしか読んだことがないのですが、彼女のエッセイが好きです。





どの本だったかなぁ？


今はもう手元にないのでうろ覚えですが、


｢なぜ人を殺してはいけないのですか｣
とTVで質問した子供（中学生だったかな？）に、ランディさんのお友達はブラウン管越しにブチ切れるのです。




何て言ったのかは覚えてないのですが（スイマセン）、



｢ダメに決まってる。感情論でしか答えることは出来んそれが当たり前や｣


と豪語するのです。



女は産みだす性。

産み出した赤ん坊を誰かが付きっきりで世話したから今生きている人々がいるのだ。





当たり前の事ですが、実は当たり前で無い事。


魚や虫は殆どが産みっぱなし、人間はそれでは育たないのです。





今私が生きていること、今あなたが息をしていること。

それはあなたに付きっきりで世話してくれた誰かのおかげ。





いつもは忘れてしまっている事だけど、これを思い出すと私は両親にもっと楽をさせてあげたいと思うのであります。









明日は母の日。


20年前の母の日に送ったジャスミンの蕾も綻んできました。


元は鉢植えで送ったジャスミンの根が、鉢を突き破り、そのまま生け垣のようになりました。





今年もケーキと鉢植えで、せめてもの感謝の気持ちを表したいと思っています。




あ

それから、世のお父さん方。


奥様はあなたの母ではないですが、子供達と一緒に何か感謝を表明する事を強くオススメします。



私は“母の日”に


｢お前はオレの母ではないから、母の日はなにもしない｣



と旦那に宣言され、かなり

カチーン


と来ましたから…