- 名前
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- 昔、ラグビーしてましたので、がっちりした体系です。 最近、歩き出したらウエストが帰っ...
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「約束の森」を読みました。
2012年05月05日 00:03
沢木冬吾さんの「約束の森」を読みました。
沢木さんの作品は初めてでしたが、ほんの表紙を見たときに、これは面白そうな作品だと感じました。
意外とこういう時の感って、当たるんです。
20年前の事件で妻を亡くした元刑事。
警察幹部から、ある作戦への協力を依頼されます。
Nという国際組織をターゲットとしたその作戦は、元刑事を海岸線にあるコテージの管理運営会社へ、住み込みで潜入させます。
住み込みといっても、住む場所はコテージの近くの通称サイロと呼ばれる牧場の跡。
のんびりとした第2の人生をと考えてのことでもありましたが、コテージの管理事務所で飼育状態の悪いドーベルマンと出会います。
人間を完全に信用しなくなってしまっているドーベルマンを引き取り、サイロで暮らしだす主人公でしたが、暮らしだしてすぐに同居人が現れます。
かくして、主人公とオウムを連れた女性と右手が義手の青年の3人と2匹の共同生活が始まりますが、この共同生活の目的は、Nを検挙すること。
物語の途中で、次々と事件が起きますが、全てはラストの数ページに繋がっていく仕掛けでした。
かなり長い作品で、400ページの2段もの。
読み応えは十分でしたし、主人公の犬への愛情と信頼が、良かったです。
最後の100ページは、息つく暇もないほどの展開で、ハードボイルドな面もあり良かったと思います。
GWのまとめ読みにはピッタリかと思います。
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