- 名前
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- 男友達が少ないので、ここで作りたいな~と思って登録しました(^ ^) ちょっとした相...
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ちょっと思い出してしまった
2012年03月18日 15:23
今日みくるを眺めていて思い出した絵本があります。
タイトルは「あかいはりねずみ」ってヤツです。
読んだ事ある人いるかな?
いや、ネズミ繋がりで思い出しただけなんですが。
絵本と銘打っているからには子供に読み聞かせ出来る様な内容であるべきだと思うのですが、この絵本は内容が割と大人向け。
大人でも理解 出来る人・出来ない人がハッキリ分かれる内容ですね。
地元のイオンの書店で「立ち読み上等!」のポップが貼ってあったので
「立ち読んでやろうじゃねーの!」
と店先で読ませて頂いた品です。
一応 最後まで読んだのですが、その内容のシュールさよりも感動が先に来てしまい、店の中だというのに号泣(笑)
一緒に居た友人から
「お前バカだろ、ホント」
と呆れられました。
だ、だって!!
感動したんだもん!!
まぁ、人によっては感動までとはいかないものの、色々と考えさせられる内容の絵本ではないかと思います。
もし子供に読み聞かせる場合は ご注意くださいませ。
~以下 簡単なあらすじ(立ち読みなのでうろ覚え箇所あり。ネタバレ注意報発令~
ある所にハリネズミの母子が住んでいて、母ハリネズミは子ハリネズミを残して死んでしまいました。
最期の言葉は「あなたを抱き締めてくれる人が本当の友達」というもの。
子ハリネズミは その言葉に従い、友達を探す旅に出ます。
旅の中、色々な動物に出会い友達になろうとしますがハリネズミには針がある為、抱き締めてくれる動物など居ません。
時には恐がられ、時にはバカにされ、時には騙され…。
子ハリネズミは友達を探すという事に心身共に疲れ果てます。
路頭に迷った先で出会ったのが目の見えないドブネズミのオジサン(おじいさんだったかも)
子ハリネズミはドブネズミに母ハリネズミから言われた言葉や これまでの事を話します。
それを聞いたドブネズミは「自分が友達になろう」と言って、子ハリネズミを抱き締めます。
子ハリネズミは嬉しそうにドブネズミに身を委ねましたが、ドブネズミは全身に痛みを感じました。
ドブネズミは目が見えなかった為、相手がハリネズミである事に抱き締めるまで気付かなかったのです。
それでもドブネズミは子ハリネズミを抱き締め続けました。
針の刺さった全身から血が出る事も厭わずに。
子ハリネズミは安心し、そのままドブネズミの腕の中で眠りにつきます。
翌朝、子ハリネズミが目を覚ますとドブネズミは死んでいました。
全身から血を流し、それでも子ハリネズミを抱き締めたままで。
子ハリネズミは自分の針がドブネズミを死なせてしまったのだと気付きます。
そして初めての友達に「ありがとう。さようなら」と感謝と別れの言葉を言いました。
子ハリネズミの体はドブネズミが流した血で真っ赤に染まっていました。
こんな感じの内容です。
終わり方が何とも後味の悪い物語です。
私は相手がハリネズミだと分かっても自分が激しい痛みを感じてもなおハリネズミを抱き締め続けるドブネズミの慈愛 溢れる心意気に感動しましたね。
絵を見る限りドブネズミ自身も目が見えないという事とドブネズミという事もあって世捨て人の様な生活を送っていたみたいな印象を受けましたので、もしかすると「自分の命も他のドブネズミに比べれば短いのでは」みたいな事を思っていたのかもしれない。
あとは自分自身も孤独ゆえに子ハリネズミに自分を少なからず重ねたとか。
だから「どうせ短い人生なら、最後に この哀れな子ハリネズミの為に一肌 脱ごう」的な気持ちもあっての行為だったのかな?とか思いました。
友人は心が鉄で出来ているので こういった物語は「へー。ふーん。そー。…で?」という感想しか返って来ない人です(笑)
なので私は よく笑い飛ばされます。
余談ですがハリネズミも抱き締める事は可能です。
たまにペットとして売られていますがハリネズミは普段は針を寝かせているので、心が落ち着いている&飼い主に かなりのレベルで懐いている状態の時に触り方さえ間違えなければ大丈夫です。
ただ相手も動物なので動きます。
その拍子に刺さってしまうという事はあるので極力ハリネズミが落ち着いて動かない状態の時に短時間だけ抱くというのが良いと思われます。
まずは抱くという行為にも慣れて貰う必要があるので飼い主は それまで痛いでしょうけど。
…まぁ針の山を抱き締めているのと同じなので絶対に ふわふわ もふもふ ではありません。
このデジログへのコメント
> るこさん
かなり涙脆いですよ~
感受性が豊か過ぎるというか。
だから映画館とか大変です。
友達数人と行っても一人で泣いてる事あるんでw
> §まこ§さん
ホラー好きとしては これは一歩間違えたとしてもホラーとして認めないッ(どーん)
読み取るのは難しいかもしれないけど、良い物語だと思うよ
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