- 名前
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- コミンテルンが我が国の歴史を狂わせた。中学校の歴史授業でゾルゲ事件を教えるべし。 我...
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斜陽
2011年12月25日 21:40
聖夜にそれは無いやろ…というタイトルながら。
わしね、アホなりに「時間」のことを考えるんです。
人間、40代を過ぎると、
自分が人生の後半に入ったことを、
嫌でも自覚します。
でも後半と言っても、
自分が人生のどの位置にいるんやろか?
この漠然とした問いに、
明確な答えを与える画期的な思考法を、
わしは編み出したんです。
いいですか、これはわしのオリジナルで、
貴女が何処かの本で読んだ、と思うなら、
それはその本を書いた人がわしの真似をしたんです。
騙されたらあきまへんで。
行きますよ。
一回しか書きませんから良く読んでください。
自分の人生を、
一日に譬えて考えます。
何だ、それだけ?
そう、それだけの話です。
でもね、これをやると、
貴女は間違いなく、
足元を再度確認し、
自分の行き先に目を凝らし、
時計を見る度にドキッとするようになります。
いいですか。
良く聴いてください。
夏の一日を考えてください。
思考を容易にするため、
朝5時に陽が昇り、
夜は21時に日が沈む。
ちょっと高緯度地方のような時間感覚ですが、我慢してください。
いいですか、一日が朝5時に始まり、
21時に終わるんです。
これを覚えてください。
で、一日を日中だけで考えると、
16時間。
そう、16時間。
人生80年と仮定すれば、
実人生の5年がこの仮想的夏の一日の1時間に当る。
ですから、10歳で朝の7時。まだ顔を洗ったばかりの時刻です。
20歳で朝9時。出勤の電車を降りる位の時間ですか。
30歳で朝11時。未だ昼飯前。何も始まっていない。
40歳で13時。午後1時。
そろろそ、何かやらねば、と感じ始める時刻。
50歳で15時… 午後3時。
これから出かけるには遅過ぎる。
何かするなら、目的地まである程度の距離を稼いでいないと、普通なら到達は難しいでしょう。
60歳。17時。
午後5時。
普通の会社は終業時刻。
勤め帰りの一杯…
或いは家族の元へ急ぐか…
いずれにせよ、この時点で大きな変更は難しい。
70歳。
19時。
午後7時。
7時のニュースの時間。
今日は何があったんやろ? とテレビを見ながら夕食?
風呂に入って寝る?
いずれにせよ、この時点から何かを変えようとしても恐らく、遅きに失しています。
80歳。
21時。
午後9時。
約束の21時がやって来ました。
貴女は孫に囲まれ、
嫁/婿とも仲良くし、
幸せに日々を過ごしているでしょうか?
わしは今、そろそろ日が傾き、
斜陽を感じながら歩き続ける自分を意識しています。
目的の山は、
遥かに遠い。
果たして辿りつけるか。
でも、
こうして疑問を持つ暇があるなら、
走り続けろメロス、てなもんですな。
皆さま良い聖夜を。
このデジログへのコメント
ああ、何て哲学的、知的なログやろ。
我ながら惚れ惚れする。
これでランク1位間違いなしや。
そしたら「斜陽ベソ」ブランドの商品でも販売するか。
まずはコスメからか~?
その考え方だと確かに大事に過ごせそう
こちらはいいクリスマスになりました
> なな♪さん
ええクリスマスになったようで何より。うちは子供が体調崩して大変でしたわ。
でもこれもええ思い出~
> 美雨.さん
一発当てるかあ… それもええね。
目指せ鼠先輩!!
いいね。その考え。
じっくり読ませていただきました。
> ゆか1さん
貴女ほど時間管理がしっかり出来る人には不要な考え方かも知れんけどね。
ええ年の瀬をね。
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